
転職エージェントが良いのは何となく分かったけど、絶対悪い面もあるはずだよね。
リアルな体験談とかが聞ければ心の準備ができるんだけどな。
ご覧頂きありがとうございます。そんな悩みを解決します。
7社のエージェントと5つの転職サイトを併用した実体験からリアルな意見をお伝えします。
- 転職エージェントのデメリットとメリット
- 使うべき人と必要ない人
- 失敗しないエージェントの選び方2つだけ

「良いことばかり言われても胡散臭いし信用できない。俺はとにかく失敗したくないんだよ!」
ってしっかり考えてる人なら思いますよね。
今回は転職エージェントのデメリットを実際の経験談をプラスして紹介します。

転職エージェントのデメリット5つ

転職エージェントは良い面も多いですがデメリットも確実にあります。なぜなら、相手もボランティアではなくビジネスだからです。
僕自身、多くのエージェントを使うなかで感じることがあったので、ここからは知っておくべき5つのデメリットについて解説していきます。
- やり取りに時間がかかる
- 使えない担当者だとむしろ邪魔
- 応募や入社を急かされることがある
- 相性が合わない担当者だとトラブルの原因にもなる
- 転職者によってはサービスを受けられないこともある
やり取りに時間がかかる
転職エージェントは担当者とのやりとりが発生する分、一人でやる時よりも時間が取られる部分があります。面談や電話、メールなどですね。
実際、求人の応募にいくまで、一人でやるより数日は多くかかるでしょう。
転職エージェントに申し込んでみたら、意外に作成に手間のかかる提出物が多くて面倒くさい(-.-;)面談もしなきゃだし。地道に探せば良かったかも。
— あめんぼ (@pandashika) October 4, 2011
とはいえ、転職サイトなどを使って応募したとしても、企業との連絡を自分ですることになるので、結局そんなに変わりません。
トータルで考えたら、むしろ転職エージェントの方が時間をかけずに出来るかと思います。
使えない担当者だとむしろ邪魔
キャリアアドバイザーは人間なので、相性の良さやサービスの質は100%変わります。もはやゲームのガチャです。
そのため、下記のようなネガティブな経験をする人がいるのも事実です。
- やる気が感じられない
- 業界の知識がなくて使う意味ない
- 企業への推薦状が職務経歴書の丸写し
- 聞いたことに対して適切な答えをくれない
- 自分の要望をちゃんと聞いてくれず紹介される求人が微妙
転職エージェント、使えない奴はほんと横柄で自己紹介すらできない。そしてそんな本人自体も転職をしているという事実。あてにならない…
— restart (@restart54009606) March 29, 2019
正直、無能なキャリアアドバイザーだと逆に時間のムダだし、企業からしても、使えない担当者から紹介されても信用できないですよね?
「あ、こいつ役に立たない」と感じたら、担当者変更を依頼するか、別のエージェントに登録したほうが良いでしょう。
応募や入社を急かされることがある
転職エージェントが急かす理由はサポート期間に関係している場合が多いです。
具体的に言うと『3ヶ月〜半年』がありますね。
大手エージェント | サポート期間 |
---|---|
3ヶ月 | |
3ヶ月 | |
6ヶ月 | |
マイナビAGENT | 無制限 |
ワークポート | 無制限 |
上記にない転職エージェントでも3ヶ月〜6ヶ月のサポート期間のところはあるので、利用する際は注意が必要です。
キャリアアドバイザーは期間内に内定を取れるように、転職者を煽るような言い方や態度をすることがあるので、ストレスを感じる人もいそうですね。
そういや先週転職エージェントに相談しに行ったんだが
— はたぱか (@HatasanG2) December 15, 2019
急いでないのにクソほど転職急かされた上に地雷臭プンプンする求人ばっか持ってこられたなぁ…
文句言ったら逆ギレされたし時間伸びるし…前使ってたとこの方が良かったかもな
とはいえ、転職にかかる期間は平均2.1ヶ月なので、ちゃんと準備して進めていけば問題なく内定が取れます。
急かされても気にせずいきましょう。
相性が合わない担当者だとトラブルの原因にもなる
担当コンサルタントに様々なタイプがいるのは前述したと思いますが、本当に相性が合わないと最悪トラブルを招くことも。
「むかつく、うざい、しつこい」など感情的な問題だけならマシで、勝手に求人に応募されたり、企業との連絡をミスされたと言う意見もあります。

電話面談の時から言い方や態度がむかつくなと感じたので、相性の悪い担当者で進めるのはマジでおすすめしません。
今の選考終わったら今の転職エージェントやめる😇昨日文句言ってきた担当者がむかつくからもはや早くやめたい😇
— 由茉.* (@yumayu717) January 21, 2020
お前の成績のために転職するんじゃねーし!
余計なことが気になって転職活動に集中できないと本末転倒なので、進めて行く前にある程度判断した方が良いですね。
転職者によってはサービスを受けられないこともある
転職エージェントは紹介するのに社内で基準を設けています。例えば、年代は40代以下までとか、住んでいる地域はどこまで対応してるかなど。
そのため、条件外の求職者には「求人紹介できません」とお断りメールが届くこともあります。

ただ、レバテックはIT経験者じゃなきゃダメだったので仕方ないんですけどね。
知らないとショックを受けますが、『自分が断られる理由』を理解すれば対応できるので問題ありませんよ。
詳しくは転職エージェントに断られる理由と対処法を徹底解説をご覧下さい。
転職エージェントの2大メリット

転職エージェントのデメリットが分かったと思いますが、知っていれば特に問題はありませんよね。
正直、デメリットよりもメリットが大きいので、ここからは転職エージェントが持つメリットを大きく2つに分けてご紹介します。
- 面倒な連絡や手続きの代行
- 様々なサポートを受けられる

メリット①面倒な連絡や手続きの代行
転職活動をする人の中には、すでに仕事を辞めてる人や元々していない人もいますが、在職中の方が多いはず。
そのため『時間』や『手間』が進める上でネックになって来ます。
その時間や手間を解消するのが転職エージェントの役割で、カバーしてくれる範囲は多岐に渡ります。
- 求人探し
- 求人応募から面接日程の調整
- 企業への年収・ポジション交渉
- 内定〜入社までの手続き
少し詳しく見ていきましょう。
転職活動を一度でもしたことがある人なら分かると思いますが、求人探しは一番手間がかかる部分です。
基準もよく分からないし、見てるうちに混乱して、気づいたら数時間経ってたなんて日常茶飯事。在職中の人だとそもそも時間が取れず、転職活動が進まない原因にもなります。
その手間を転職エージェントだとカット出来ます。
また、一般公開していない非公開求人の中からピックアップしてくれるので、そもそも一人だと見つからない案件ばかり。
つまり、転職サイトなどで見つからない優良求人も見つかりやすい。

面接日程のやりとりなど全てやってくれるので、最初に書類作成と求人応募だけすれば、あとは準備に専念できます。
希望日程をキャリアアドバイザーに伝えておけば、複数日程の中からスケジュールを組んでくれるし、面接が他企業とかぶることもありません。
ただし、他のエージェントを併用してる時は、バッティングに注意してくださいね。
自分だと中々やりづらい年収交渉や配属先・役職についての話し合いも代行してくれます。
デザイナーが転職エージェント使うメリットって、年収を上げられるに尽きるなー🤔✨ポートフォリオ作ったり面接したり転職活動はとにかく大変だったけど、年収上がったし新しい職場は環境も人も良さそうで本当に転職してよかった🥺✨✨
— sayuri baldwin🌹映画大好きDesigner (@sayurinnndesign) April 3, 2020
【年収交渉難しい】
— だいすけ (@apainidia) October 12, 2018
今回の転職の年収交渉はエージェントを使わずに自分で行ったんですが、結果は引き分けでした><
年収は上がったけど、思ったより上がらなかった。。
交渉がかなり難しくて、転職エージェントの凄さを痛感。
前職で転職した当時交渉してくれたエージェントに感謝…!
僕自身も、ワークポートで紹介された企業から、年収100万UPの内定をもらいました。
もちろん必ず交渉がうまくいくわけではありませんが、プロの力を借りれることは確実にプラスになるはずです。
雇用契約書の確認や、入社日の決定など、最後まで代行してくれますので安心して下さい。入社に必要な書類も確認できます。
また、現職を辞めるタイミングが多少遅れてしまっても、担当者から連絡をして貰えれば気まずくありません。
自分一人でやると結構めんどうなので、手順を聞けるのは安心ですよね。
メリット②様々なサポートを受けられる
大きなメリットの2つ目はサポートです。
一人で転職サイトなどを使うと、絶対に得られないメリットなので、活用すれば成功確率を上げることができますね。
- 書類添削や面接対策
- 方向性を相談できる
- 会社の内部情報を聞ける
- 自己分析の手助けをしてくれる
- 面接のアフターフォローしてくれる
- 内定後の退職相談にも乗ってくれる
履歴書、職務経歴書の添削や模擬面接をしてくれたりします。
特に面接は「いつも緊張してうまく喋れないんだよな」って人も多いと思うので、対策してくれると助かりますよね?
キャリアアドバイザーは年間何百人もの転職者を見てるので、業界や職種の知識が必然的につきます。
そのため、まだ希望がはっきり決まってない人も、目指す業界の将来性やリアルな現実などを相談すれば方向性が見えるかもしれません。
特に未経験分野に挑戦する場合は、自分の情報だけだと不足していることも多いので、プロの意見がプラスになることも多いはずです。
転職エージェントは定期的に企業の人事担当者と話したり、直接会社に訪れて企業の雰囲気をチェックしてます。

あなたは今までのキャリアの棚卸しや自分の強み・弱みについて、「もうバッチリです!」って胸張れますか?
『メモの魔力』の著者、前田裕二さんは就活の時にどんな質問が来ても返せるくらい準備をして、ノート10冊以上になったそうです。
そこまではやってませんが、僕も100問100答くらいは準備しました。
とはいえ、自分のことって意外と分かってないものなので、客観的な意見を聞いてフィードバックしてもらえるのは価値アリですよ。
面接で失敗した場合でも、キャリアアドバイザーから企業へのアフターフォローでチャンスが広がることもあります。
緊張で力を出し切れなかった時は助かりますね。
本命の企業ほど空回りしがちなので、フォローしてくれる存在がいるのは心強いでしょう。面接対策と一緒に使いましょう。
転職活動は内定をとったら終わりではありません。今の会社を辞める際にも苦労するパターンがあるからです。
- ブラック企業で辞めさせてもらえない
- 自分が役職についてると上層部から止められる
僕の場合は後者だったので、2〜3回上層部との飲み会(と言う名の引き止め)がありましたが、理由を説明したら渋々納得して貰えました。
ただ、ブラックだと退職願を受け取って貰えないなどのトラブルもあるので、退職の相談にも乗って貰えたら気が楽ですよね。
転職エージェントの種類・規模によってもメリットとデメリットが違う

転職エージェントにタイプがいくつかあるのはご存知な方も多いと思いますが、それぞれの特徴をしっかり理解出来てますか?
- 大手総合型
- 中規模&特化型
- 小規模&個人経営
簡単にまとめると下記のイメージです。
比較表 | 大手総合型 | 中規模・特化型 | 小規模・個人 |
---|---|---|---|
メリット | 求人数が多いので選択肢が広がる。 実績があるので安心感がある。 利用者が多いので意見を集めやすい。 | 大手が持っていない求人を持っている可能性。 業界知識・経験が豊富なコンサルタントが多く在籍。 | 特定の企業との強い繋がりがある。 特定の業界や企業に関する知識・経験が豊富。 |
デメリット | 求人があり過ぎて逆に迷う。 一人の担当者が抱える転職者が多く、サポート時間少ない。 | 求人数はどうしても大手に負ける。 分野以外だとサポートを受けられない可能性。 | 求人を網羅できない。 良いところを見つけるのが難しい。 |
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それぞれ説明していきます。
大手総合型エージェントのメリットとデメリット
大手総合型にはリクルートエージェントや
doda転職エージェントなど有名どころが該当し、何と言っても豊富な求人数と転職支援実績が最大のメリットです。
ただ、1つのエージェントで求人を網羅できる反面、コンサルタントが取れる時間に限りがあるので、返答スピードが遅くなることも。
しかし、基本的に担当者のアシスタントに聞けば9割以上の疑問は解決しますし、担当者でないと分からないことは引き継いでくれるので問題なし。
デメリットよりもメリットが大きいので、1社は確実に使うべきですね。

僕も3回利用しましたが、毎回気持ちの良いサービスを受けられましたよ〜
>>リクルートエージェントに登録する

中規模・特化型エージェントのメリットとデメリット
特定の業界に絞って狭く深くサービスをしているのが特徴です。
- IT業界の求人に強く、担当者もIT業界出身者が多い
- 戦略コンサルタントの案件を多く抱えている
大手と違って一人のキャリアアドバイザーが一気通貫で対応するところも多く、全ての質問を担当者に聞ける点は安心できます。
求人数がどうしても少なくなりますが、大手にない求人があることも多く、大手との併用で最大限の効果を発揮します。
小規模・個人エージェントのメリットとデメリット
元々、大手にいて独立した人が個人でやっている場合などが多いです。
特定の企業との繋がりが強い傾向があるので、行きたい企業がピンポイントである場合はメリットが大きいでしょう。
ただ、ネットでの口コミや情報が少ないため善し悪しの判断が難しく、悪質な業者に当たるリスクもあるのが現実。
知り合いがいるなどであれば別ですが、一般的にはリスクが大きいので、大手総合型と特化型の利用をおすすめします。
転職エージェントはいらない?それとも必要?

「結局、転職エージェントは使った方が良いの?いらないの?」って迷うかもですが、結論、ほとんどの場合は使うべきです。
なぜなら、サポートによって成功してる人がいるのは事実だから。
しかし、正直あまり意味がない場合もあるので、使った方が良い人と使わない方が良い人にわけてお伝えします。
転職エージェントを使わなくても良い人の特徴
転職エージェントを使わなくても良い人は下記の通りです。
- 今すぐ転職を考えてない人
- 方向性が全く見えてない人
- 自分のペースでやりたい人
- ホワイトカラー以外を目指す人
- 大量採用&離職率が高い企業を目指す人
上2つに関しては、前述したサポート期間の関係で質の良いサービスを受けられない可能性があるのでやめた方が良いです。
下3つは転職エージェントの特性上、望んだ結果が得られないので、自分で転職サイトを使う方が良いでしょう。
詳しくは転職エージェントは使うべき?使わないでOK?をご覧下さい。
転職エージェントを使うべき人の特徴
使わない方が良い人に該当しないなら、基本的には転職エージェントを使った方が失敗するリスクを減らせます。
特に下記に当てはまる場合は確実に使いましょう。サポートが必要なら間違いなく使った方が良いですよ。
- 転職が初めて
- 少しでも内定率をあげたい
- 絶対にいきたい企業がある
- 面接に苦手意識を持っている
- 相談しながら方向性を決めたい
- 以前、転職で失敗した経験がある
- 仕事をしながら転職活動をしたい
- 現住所から遠方への転職を考えている
マイナビエージェントによると、内定割合は下記のデータとなっています。
内定割合 | 大手企業 | 中小企業 |
---|---|---|
転職エージェント | 60% | 20% |
転職サイト | 40% | 80% |
自分が目指す企業に行けるとは限らないので、最強なのは転職エージェントと転職サイトを併用して、相乗効果を得ることですね。

失敗しない転職エージェントの選び方【2つだけ意識すればOK】

色々言われて疲れましたよね?すいません笑
ここまでで知りたかったことは知れたと思いますが、最後に失敗しないエージェントの選び方だけお伝えさせてください!
ポイントは2つだけです。
- 自分の条件に合ったエージェントを選ぶ
- 最初は複数を比較して相性の良いエージェントに絞る
前述したように転職エージェントにはタイプがあるので、希望する条件にあったエージェントを選ぶことが必須。
また、相性が合わない担当者に当たるリスクを考えて、最初だけで良いので複数を比較するのが成功へのポイントです。
僕が実際に利用したエージェントの中でおすすめを載せておくので、良かったら参考にしてみて下さい。
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートがとても手厚く、未経験転職に強い
- doda転職エージェント:エージェント、サイトなどトータルで利用出来るため提案の幅が広い
- マイナビAGENT:アドバイザーが業界別の専任制で各業界出身者多数
>> 関連記事:【失敗談あり】おすすめ転職エージェント探しはムダ【使い方が大事】
>> 関連記事:転職エージェントを複数掛け持ちすべき理由とポイント
まとめ:転職エージェントはデメリットもあるが使う価値アリ

今回は『転職エージェントのメリットとデメリット』についてをお伝えしました。
- 転職エージェントはデメリットもあるがメリットの方が大きい
- タイプ別に使い分けるのが大事
- 最初は複数を併用して見極めるべし
今回紹介した内容を理解して行動すれば、他の人と差をつけられて転職成功できる可能性が広がります。
なぜなら、多くの人はあなたのように調べていないからです。
その行動力があれば、きっと上手くいくので、8割くらい不安がなくなったらすぐに自分に合ったエージェントを見つけて行動開始しましょう。
転職活動はスピードが重要。チャンスを逃さないように頑張って下さい!





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