
営業からでもWebマーケティング業界に転職ってできるのかな?
将来性を考えるとITのスキルを取得しておきたいんだよね。いまの労働環境も正直言って厳しいし…
こんにちは、おけこです。
アパレル業界で法人営業を約7年やり、31歳でWebマーケティング業界に転職しました。
完全未経験でしたが、約2年経った今では、広告運用とSEOチームのマネージャーとして働いています。
将来のことを考えて、営業からWebマーケターになりたいと思ってる方は是非ご覧下さい。


31歳未経験でWebマーケターに転職。現在はSEO・SNS責任者と面接官を務める。Webマーケティングスクール『Withマーケ』転職講座講師。Twitterのフォロワー数は3000人超。詳しいプロフィールはこちら
- 営業マンがWebマーケティングに向いてる理由
- 営業とWebマーケティングの仕事の違い
- Webマーケターに向いてない営業マンのタイプとは?
- Webマーケティング業界に転職を成功させる3ステップ
- 転職成功率を上げる3つの秘訣
- 覚えておいてほしいこと【体験談含む】
営業ってキツくてもやりがいがあるので、僕はとても好きな仕事でした。
しかし年齢を重ねる中で「将来性のあるスキルを身につけたい」「これをずっとは厳しいな」と思ってきたんですよね。それでWebマーケティングを選びました。
結論、営業からWebマーケティング転職するのは非常にオススメです。
なぜなら営業時代のスキルや経験が活かせることも多く、転職後に活躍できる人も多いから。
今回は未経験転職して広告運用やSEOの責任者になった僕が、営業からWebマーケターになるステップを解説していきます。



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営業マンがWebマーケティングに向いてる理由3つ


営業マンがWebマーケティング職に向いてる理由は大きく3つです。
- ニーズをリサーチする力がついてるから
- 売れるまでの仕組みを作れるから
- 地道に努力できる土台があるから
①:ニーズをリサーチする力がついてるから
営業の仕事はクライアントの悩みやニーズを把握して、課題解決の方法を提案することです。
例えば
- 売上を上げたいクライアントに自社商品を提案し、売上を作ってもらう
- 良い人材を採用したい企業に、自社の転職サービスを導入してもらい採用成功につなげる
といったように、相手のニーズを把握すること必須です。
Webマーケティングはオンライン上にいるユーザーのニーズを把握して、解決策を提示する仕事。ニーズと解決策がマッチした時に売上が立ちます。
例えばおすすめのパソコンを知りたいユーザーに、「〇〇という理由でMacがオススメですよ」と言えば売上が上がる可能性がありますよね?
営業マンはニーズ調査→提案が仕事なので、オフラインの流れをオンラインに活かせば成果を上げやすくなります。
②:売れるまでの仕組みを作れるから
営業はPDCAを繰り返して、自分なりの売れる流れを作っている人が多いです。
僕も営業時代は、
- まずは軽く雑談から入る
- 自然と今の悩みや疑問を聞き出す
- ニーズと商品のマッチするポイント提案
のように、「どうすれば売れるか?」という自分なりの勝利の方程式を作っていました。
Webマーケティングはオンライン上で売れる仕組みを作るのが仕事です。
- どうやってユーザーを集めて
- どうやって価値を伝えて
- どうやって売上につなげるか
という流れを設計するのに、営業時代のスキルや経験は役に立ちますよ。
③:地道に努力できる土台があるから
実はWebマーケティングの仕事って華やかに見えますが、めちゃくちゃ地味なんですよw
- 記事のタイトルだけを変えて1週間様子を見て検証
- 広告の画像を2種類用意して、どちらが良いかを検証
- 数値を分析して改善できるポイントをExcelにまとめる
みたいな感じで、地道にコツコツとやる仕事が大半です。
確かにYouTubeで露出したり、プレスリリースを出したりするのは華やかですが、9割は地味だと思ったほうがギャップが少ないですね。
ただ、地道な作業を続けた先に、大きな売上の達成や理想のライフスタイルが待っているのも事実です。
営業は売上予算やノルマ達成に向けて淡々と努力できる人が多いので、Webマーケティングにはとても向いてます。



Webマーケティングのスキルが上がると、将来的にはパソコン1台でどこでも収入を得られるようになれますよ!
営業とWebマーケティングの仕事の違い


ここからは営業とWebマーケティングの仕事の違いについてお話していきます。
- 営業は直接クライアントの課題解決をする
- Webマーケティングはオンライン上で多くのユーザーの課題解決をする
大きく異なるのは「オフライン」と「オンライン」での対応をするということですね。
営業は直接クライアントの課題解決をする
営業は自分が直接クライアントの元に行って、課題解決を提案していきます。
現場の状況を見たり聞いたりして「こうすると良いですよ」とお話していくんですよね。
直接関われる分、問題をしっかりと理解した上で提案できるし、こちらの意図も伝わりやすくなります。
多少、口下手だとしても、良い雰囲気を作れれば売上が上がることは多々ありますね。
Webマーケティングはオンライン上で多くのユーザーの課題解決をする
一方、Webマーケティングは直接クライアントと対面することは多くありません。
基本的にオンライン上で関わるユーザーに対して、課題解決を提案していくことになります。
例えば今回のように



営業からWebマーケティングに転職できるのかな?
と悩んでいる方に、直接僕が会ってお話をすることは基本ありません。
あくまでネット上で情報提供をしてサポートをしていくことになります。
しかし、対面だとどうしても「会える人数」に限りがあります。時間は有限なので。
一方、Webマーケティングはオンライン上なので、圧倒的に多くの方に価値提供ができます。
「クライアントが喜ぶ姿が自分の喜び!」と思ってた方は、Webマーケティングだとより多くの方に価値を届けられますよ。
Webマーケターに向いてない営業マンのタイプとは?
全体を見ると営業マンはWebマーケターに向いていますが、向いてないタイプの人がいるのも事実です。
- 押し売りばかりしてる
- 売れる流れを体系化できてない
- 継続的に売上を作れていない
押し売りばかりしてる
良い営業マンは相手のニーズをヒアリングした上で解決策を提案できます。
しかし中には押し売りのように、強引な営業をかける人もいるんですよね。そういった人はWebマーケティングには向いてません。
Webマーケティングは顔が見えない分、強引なセールスで売上が上がることはありません。
相手のニーズを理解できない人は活躍できない可能性が高いですね。
売れる流れを体系化できてない
「なんとなく売れてる」というように、売れる仕組みを体系化せず感覚でやる方はあまり向いていません。
オンライン上で売れる仕組みを作るのは、オフラインで売るのよりも難しいです。
そのため、オフラインで仕組みを作れない状況では、オンラインで売れる仕組みを作るのは厳しいですね。
「どんな言葉が刺さったのか?」「どのタイミングで伝えるのが有効か?」などを体系化できてる人は強いです。
継続的に売上を作れていない
単発で売上を上げることは割とできます。ビギナーズラックってやつですね。
しかし継続して売上を上げ続けるには、
- クライアントとの関係構築
- 深い商品知識を得ること
- コミュニケーションスキルの向上
などが必須です。



例えば「一度、売上トップになりました」よりも「3年間、売上TOP5を維持しました」の方が、価値が高いと判断されるケースが多いですね。
こちらは弊社の人事にヒアリングした結果ですが、継続できるということは、スキルが身についてる可能性が高いと思われるみたいですよ。
Webマーケティングは地道な努力が後々になって実を結ぶ仕事です。
一過性の売上よりも継続的に売上を作った経験の方が重要視はされますね。
営業からWebマーケティング転職を成功させる3ステップ


ここからは営業からWebマーケティング転職を成功させるための3ステップをお話していきます。
- スキルや経験の棚卸しをする
- Webマーケティングに強い転職サービスに登録する
- 内定が出たら退職願を出す
①:スキルや経験の棚卸しをする
まずは営業時代に得たスキルや経験の棚卸しをしましょう。
ポイントは”具体的なエピソードを盛り込む”ということですね。
- まだ入社したばかりで知識も経験も無かったので、”時間と作業量”を価値にした。1人1人のクライアントに時間を使って、丁寧に関係を築いた結果、1年目からチームトップの売上を作れた。現状を把握して問題解決まで持っていくのが得意です。
みたいな感じで、スキルや経験を具体的なエピソードと絡めることで伝わりやすくなります。



面接で落ちる人の特徴として、抽象的な話が多すぎる傾向がありますね。
具体的なエピソードを入れると情景が浮かぶので説得力が増しますよ!
②:Webマーケティングに強い転職サービスに登録する
スキルや経験の棚卸しができたら、Webマーケティング業界に強い転職サービスに登録しましょう。
基本的に転職サービスは全て無料で使えるので、枠を広げる意味で複数利用するのがベターですよ。
- 転職サイト
- リクナビNEXT :求人数No.1でツール豊富
- MIIDAS(ミイダス) :届くオファーが全て面接確約
- ビズリーチ:年収500万以上のハイクラスに強い
- 転職エージェント
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートがとても手厚く、未経験転職に強い
- マイナビAGENT:アドバイザーが業界別の専任制で各業界出身者多数
上記は大手かつIT系に強い転職サービスになるので、気になるところには登録すると良いですね。



ちなみに僕はリクナビNEXTとワークポート 、リクルートエージェントを同時に活用しました。
載っている求人が異なる場合も結構あるので、3つくらいは併用した方が良いですよ。
自由に選べる転職サイト、求人を紹介してくれる転職エージェントも上手く活用すると幅が広がります。
③:内定が出たら退職願を出す
絶対に覚えててほしいのが、「今の職場に退職願を出すのは内定が出た後にする(極力)」ということです。
営業からWebマーケティングということは、「未経験職種への転職」になります。業界も変わる場合は「未経験業種」も追加されますよね。
年齢がまだ20代前半の第二新卒であれば、未経験はあまり関係ありません。
しかし、年齢が20代中盤以降の場合は、未経験だと選べる求人の幅がグッと減ります。
先に退職してしまうと、転職活動が長期化した場合に収入が途絶えるリスクがあります。なので、内定が出た後に会社に伝えるのがベターですよ。



ちなみに僕は内定をもらう前に退職願を出してしまったので、失業手当のみの収入になった月がありました…
自戒も込めてお伝えしておきますw
Webマーケティング転職の成功率を上げる秘訣
未経験転職した僕からのワンポイントアドバイスとして、3つだけお伝えしておきます。
- 独学でいいので経験を積む
- 転職エージェントを活用する
- コミュニケーション力を鍛える
独学でいいので経験を積む
僕は前職にいる間から副業でブログを始めていました。(ちなみに副業禁止でした)
1年弱やって月3万円くらい稼げるようになってたことが、未経験での転職成功にも良い影響を与えてくれたと思っています。
営業からWebマーケティング業界に行く人は、「未経験」として扱われます。
ただ同じ未経験だったとしても、知識やスキルを得るために行動してる意欲は評価対象になりますよ。



実績があればもちろん良いですが、正直言って面接ではそこまで分かりません。
大事なのは「成長していきそう」と期待を持ってもらうことと、自分の意欲を見せることですよ!
中でもブログはコストも安く始められるので、未経験の方には最もおすすめですね。
転職エージェントを活用する
営業をやりながらWebマーケティングの知識を得てる人は少ないです。つまり右も左も分からない状態。
転職エージェントは毎年何百人、何千人という人を転職成功に導いているプロ。
そのプロのサポートを受けることで、未経験転職の成功確率を上げることができます。
ただ、僕は転職エージェントを7社以上利用しましたが、そこまでは必要なかったと正直思ってます。
なので、Webマーケに強い3つのエージェントだけに絞ってご紹介しますね。
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートが手厚く未経験転職に強い。断られること無し
- マスメディアン:広告やWeb特化としては業界No.1の実績
探せば色々ありますが、ありすぎても迷うので上記3つを試してみるのがオススメですよ。


コミュニケーション力を鍛える
当たり前だと思うかもですが、未経験転職の場合は特に大事です。
スキルや経験があれば求めてくれる企業はあります。
しかし未経験となった場合、最終的には「人柄」や「自社に合いそうか」という軸になる。
僕も面接官をやった経験がありますが、コミュニケーション力の有無はかなり見ます。
前職の経験を熱く話せるようにしたり、相手の話を引き出せる傾聴力を鍛えると良いですね。
営業からWebマーケティング転職する際に覚えておいてほしいこと


実際に営業からWebマーケティング転職をした僕の経験から、覚えておいてほしいことを話します。
それは「最初はある程度の年収ダウンを受け入れる」ということです。
【体験談】年収UPを必須条件に入れたら失敗した
僕は今の会社に入る前に、1社内定をもらって体験入社をした会社がありました。
業界はIT、年収100万UPという好条件でした。
しかし、その会社は営業ゴリゴリの会社で、僕が欲しいWebマーケティングスキルは全く得られそうにありませんでした。なので、入社辞退をしたのです。
当時の僕は「年収ダウンなんてありえない!」と思ってたのですが、それが失敗の原因になりました。
スキルや経験を積めば、入社後に年収は上げていける
その経験から僕は、「ある程度の年収ダウンは仕方ない。入社してから上げていけば良い」と思うようになりました。(奥さんの説得は少し大変でしたがw)
結果的に今の会社に出会うことができ、入社半年でマネージャーに昇進して、結局1年目で前職の年収を超えました。
仕事内容としても、本当にやりたかったWebマーケティングができるので、非常に充実した毎日を送れています。
スキルや経験を積めば、入社後に年収は上げていけます。
また、Webマーケティングスキルは副業でも使えるので、収入UPのチャンスはいくらでもある。



少し時間軸を長く見て、企業選びをするのがオススメですよ!
ホワイトな環境で働けるのが、そもそも大きなメリット
営業をしてた方なら、ホワイトな環境で働けるのがそもそも大きなメリットだったりしますよね?
Webマーケティングは基本的にパソコン1台あれば、在宅でも仕事ができます。
僕もこの前、半年ぶりに出社しましたw
あまり残業をするような風潮がない会社も多いので、身体的にも精神的にも楽になる人は多いと思いますよ。
【実録】営業からWebマーケティング職になれる?30代で転職した僕の体験談:まとめ
今回は『営業からWEBマーケティングに転職はできるのか?』についてお伝えしました。
- 営業マンはWebマーケティングに向いている人が多い
- 未経験を克服して転職活動をすると成功確率が上がる
- 多少の年収ダウンは受け入れて長期目線を持つのがオススメ
僕は営業の仕事も好きでしたが、Webマーケティング転職して完全に正解だったと思っています。
Webマーケティングは需要がどんどん増している将来性のある仕事です。
早めに動き出して、この不安定な時代を勝ち抜いていきましょう。
転職成功までの3ステップと成功率を上げる秘訣を何度も復習して転職を成功させて下さいね!


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