Webマーケティング業界への転職を考えてるんですが、実際の働く環境に少し不安があります。なるべくホワイトな企業に入りたいんですが。
どんな会社にWebマーケターとして転職するかで、今後のキャリアや働き方が180度変わる可能性があります。
少しでもスキルアップしたり、自由な働き方を手に入れるためには企業選びが超重要です。
そこで今回は現役マーケターの僕が、Webマーケティング業界のホワイト企業の見極め方について徹底解説していきます。
働く上で覚えておくべき考え方もお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。
31歳未経験でWebマーケターに転職。現在はSEO・SNS責任者と面接官を務める。Webマーケティングスクール『Withマーケ』転職講座講師。Twitterのフォロワー数は3000人超。詳しいプロフィールはこちら
【結論】Webマーケティング業界はホワイトな企業が多い
昔のWebマーケティング業界には、残業がめちゃくちゃ多かったり、普通よりも安い給料で働かされるブラック企業も多数存在していました。
しかし今はそういった会社はかなり淘汰されたので、他業界よりもホワイト企業が多い状況になっています。
物流→WEBマーケ会社に転職して思ったこと5つ
— あどすけ@webマーケキャリアデザイナー (@adsuke_) October 15, 2022
・タイピングは意外と大事
・未経験者がほとんど
・未経験でも全然通用する
・平均年齢25歳なので楽しい
・前職の知識が活きたことは全く無い#WEBマーケティング#未経験転職#異業種転職
未経験でWEBマーケティング会社に転職してから1.5ヵ月✏
— セイコログ✏︎|WEBマーケター (@seiko_log) October 13, 2022
・仕事へのモチベーションが上がった(これ一番大きい)
・本業で1日8時間インプット&アウトプット
・本業⇔副業の相乗効果がすごすごる…!
副業の時間は少ししか取れないけど、転職したメリットはすごいあると実感😿#ブログ#ライター
実際に未経験から転職した方には充実した生活を送ってる方がたくさんいますよ。
僕も転職前より仕事にやりがいを感じる機会が多いです。在宅勤務もできるようになったし、働き方も自由になってますよ。
ホワイトなWebマーケティング企業の見極め方【共通編】
今のWebマーケティング業界にはホワイト企業が比較的多いですが、未だにブラックな労働環境の会社があるのも事実です。
そこでここからはホワイト企業を見極めるポイントについて解説していきます。
Webマーケティング会社には「事業会社」と「支援会社」の2種類がありますが、まずは共通する項目7つからお話しますね。
①:いつ見ても求人が載ってないか
転職サイトや転職エージェントに同じ内容の求人を長期に渡って載せている会社は怪しいですね。
Webマーケターは人気で募集はいくらでも来るので、採用自体は何人もできているはずです。
しかし、入った人がすぐに辞めたり、既存社員の退職率が高いため、求人を出し続けないといけない場合があります。
Webマーケターの求人が常に出てるのは違和感あります。
②:ネットの口コミは悪くないか
GoogleマップやOpenwork、転職会議などの口コミがあまりにも悪い会社は危険です。
全ての人が良いと思う会社は存在しないので、良い口コミと悪い口コミどちらもあるのは普通です。
また、辞めた人の口コミにネガティブなものが多くなるのは何となくイメージできますよね。
ただ、あまりにも悪い口コミが多すぎたり、企業努力が見えないなら危ないですね。
③:給料が高すぎないか
めちゃくちゃ利益が出てる大手企業とかじゃないのに、平均よりも高すぎる給料の会社は怪しいです。
Webマーケティング業界の年収は下記の表を見ると分かるように、会社員だと日本全体の平均より少し高いくらいです。
種類 | 会社員 |
---|---|
SEOマーケター | 300〜500万円 |
SNSマーケター | 300〜500万円 |
YouTubeマーケター | 300〜500万円 |
Web広告運用担当 | 400〜500万円 |
Webディレクター | 600〜800万円 |
にも関わらず、他のWebマーケティング会社より明らかに高い給料を払えるということは、
- 会社がめちゃくちゃ儲かってて社員に還元してる
- 何か他の方法で給料が上がっている可能性
の2つしかありえません。
例えば営業活動にインセンティブを払っていたり、Webマーケ以外の業務がかなりあったりしますよ。
④:広告営業の従業員数
③の話と共通する部分もありますが、社員の中で広告営業の割合が多いWebマーケティング会社は怪しいです。
もしWebマーケティングが強い会社なら、営業活動は最低限しかしなくても仕事が取れるはずですよね。
しかしWebマーケティングで集客ができてないと、営業マンを増やしてテレアポや飛び込みをやらざるを得ません。
広告営業の割合が半分とかになってたら注意ですね。
⑤:社内の雰囲気がギスギスしてないか
社内の空気が冷たかったり、人間関係がうまくいってなさそう会社は、当然ですがホワイト企業ではない可能性が高いです。
もちろん仕事なので学生のようにワイワイしてる必要はありませんが、社員同士がどのようにコミュニケーションを取っているかは重要ですね。
面接でオフィスに行った時には、可能な限りチェックしましょう。
「社内で尊敬する人はいますか?」などの質問をして反応を見たりするのも有効ですよ。
⑥:SNSで情報発信をしているか
しっかりWebマーケティングをしている会社はSNSの重要性を理解しているので、情報発信をしているはずです。
- 商品・サービスのSNSアカウントがあるか
- 社員がSNSをしっかり運用しているか
などをチェックすることで、Webマーケティングにどれくらい力を入れているか測れますよ。
最近は企業名を公開して発信してる個人も増えてきてますよ。
⑦:Web経由で集客・案件獲得できているか
先ほどは「広告営業マンの数」で測りましたが、営業マンの数が少なくてもWeb集客がうまくいってるとは限りません。
採用がうまくいってないだけの可能性もありますしね。
なので例えば、
- SEOで上位に来てるのか
- Web上で広告をよく見るか
- SNSでフォロワーを獲得できてるか
などを見て、Web経由で集客ができてそうか判断するのもいいですよ。
ホワイトなWebマーケティング企業の見極め方【事業会社編】
続いては、事業会社のホワイト企業を見極めるコツについてお話します。
- 自社商品やサービスを持っている会社のこと
①:商品やサービスに独自性がある
まずはその会社の商品・サービス(プロダクト)に独自性があるかどうかです。
なぜなら同じような商品だと最終的に価格競争になるので、利益率がどんどん落ちていってしまうから。
しかし『その商品やサービスにしかない独自の価値』があると、仮に金額が高くても選ばれるので利益率が上がります。
例えばエルメスのバーキンが100万円以上するのに即完売するのは、唯一無二の価値をユーザーが感じている証拠。
プロダクト作りに力を入れてるかは重要ですよ。
②:伸びている業界かどうか
伸びてる業界かどうかも年収やキャリアアップを考える上では大事です。
今はどの業界でもWebマーケティングを駆使してビジネスを行っています。例えば工務店でもWeb経由で受注を増やしてるところがあったりしますしね。
しかし、どうしても衰退業界だと頑張ってもリターンがあまり返ってこない可能性もあります。
逆に、少し前の仮想通貨など、勝手に売上・利益がどんどん伸びていく業界だと年収なども上がりやすくなります。
自分がやりたいこととのバランスを取るのが大事ですね。
ホワイトなWebマーケティング企業の見極め方【支援会社編】
続いては支援会社のホワイト企業の見極め方についてお話します。
- 事業会社のWeb集客や制作をサポートする会社のこと
結論、ホワイトな支援会社かどうかを判断する方法は『取引先の実績が十分にあるかどうか』を確認することです。
公式サイトに取引実績が載っている会社もあるので、どんな会社に支援をしてるかも確認しておきましょう。
ただし、載せてない会社もあるので参考程度に
ホワイトなWebマーケティング会社に入るメリット
ホワイトなWebマーケティング会社に入るメリットは上記のようなものです。
人間関係の悩みが起きづらい
ホワイト企業はストレスがかかりづらく、所属している社員にも余裕が生まれやすいため、人間関係の悩みが起こりづらいです。
Biz Hitsが500人に調査したアンケートによると、仕事に行きたくない理由のダントツ1位は人間関係だったそうです。
良い人間関係が生まれやすい会社だとQOL上がりますね。
本業の年収が上がりやすい
ホワイト企業は自社の商品やサービスに価値を感じてくれている人が多いので、仕事に困ることが少ないです。
その結果、従業員に利益還元しやすくなります。
また、どんどんスキルアップすることができ、転職でどんどん年収を上げていくことも可能ですよ。
広告代理店で経験を積んで、事業会社に転職する人とかも多いですね。
業務量が多すぎない
Webマーケティングでしっかり集客できている会社は、余計な営業活動をする必要がないので業務量が増えすぎません。
その結果、残業や休日出勤をしなくても良くなります。
一時的に業務量が増えることはありますが、定時に帰れることも多いですよ。
副業でも稼ぎやすい
ホワイト企業は定時付近で帰れることが多いので、副業に時間をたっぷり取ることができます。
また、本業で学んだ知識や経験を活かすことで、副業で成果が出るスピードも早くなりますよ。
Webマーケティングの副業は稼ぎやすいですし、本業の時間が全て副業にも活きるのはかなり大きいです。
ホワイトなWebマーケティング会社に入るデメリット
ホワイトなWebマーケティング会社に入るのはメリットが圧倒的に大きいですが、唯一デメリットを上げるなら『成長が鈍化するリスクがあること』です。
人間は強い負荷を与えた時のほうが成長しますが、ホワイト企業だとぬるま湯になる可能性があるからです。
ぼーっと過ごしていると、1年後や数年後に厳しい環境でバリバリやってきた人と差がついてしまうことも。
自己研鑽やスキルUPを積極的にやる必要がありますよ。
未経験からWebマーケターに転職する方法
ここまで読んで「未経験からWebマーケターになるぞ!」と思った方は、上記を参考に行動してみてください。
未経験からWebマーケターになりたいと思ってる人はかなり増えてますが、実際にすぐ行動を起こす人は少ないです。
逆に即行動を起こせる人は、やはり早く転職成功を掴んでいるので、是非あなたはそちら側になってください。
僕が実際に使ったおすすめの転職サイトやエージェントは下記に載せておきます。
- 転職サイト
- リクナビNEXT :求人数No.1でツール豊富
- MIIDAS(ミイダス) :届くオファーが全て面接確約
- ビズリーチ:年収500万以上のハイクラスに強い
- 転職エージェント
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートがとても手厚く、未経験転職に強い
- マスメディアン:業界特化型として実績、求人数ともにトップクラス
まとめ:Webマーケティング業界のホワイト企業に入って、理想のキャリアを築こう
今回は『Webマーケティング業界のホワイト企業の見極め方』についてお話してきました。
- 今のWebマーケティング業界はホワイト企業が多い
- 見極めるポイントを理解して失敗のない選択をしよう
- ホワイト企業はメリットが多いが、意識しないとぬるま湯になる
ホワイトなWebマーケティング会社に入るメリットはめちゃくちゃ大きいです。
ぜひ本記事を参考にして企業選びをしてみてくださいね。一緒に理想のキャリアを築いていきましょう!
コメント