Webマーケティングの仕事を調べててSEOコンサルに興味が湧きました。
ブログもやってるし、本業としてもやりたいと思ってるんですが問題ないですかね?
近年Google検索をする若者が減ってると言われてますが、依然としてSEOはWebマーケティングの最重要項目。
Web集客をする企業や個人は今後も増えるので、SEOコンサルタントは引き続き将来性の高い仕事です。
とはいえ、何も準備してないと市場価値の高いSEOコンサルタントにはなれません。
そこで今回は現役マーケターでSEO責任者も務める僕が、SEOコンサルタントの将来性や市場価値の高い人材になる方法について語っていきます。
最後まで読めば今後のキャリアの不安が少し消えて、思い切ってスタートを切れますよ。
31歳未経験でWebマーケターに転職。現在はSEO・SNS責任者と面接官を務める。Webマーケティングスクール『Withマーケ』転職講座講師。Twitterのフォロワー数は3000人超。詳しいプロフィールはこちら
SEOコンサルタントの将来性が高い理由
そもそも”将来性が高い仕事の定義”には3つの項目が絡んできます。
- 業界が伸び続けるか
- 年収が上がる可能性があるか
- 仕事がなくなる可能性が低いか
SEOコンサルタントは上記全てを満たすので将来性が高いと断言できます。もう少し深堀りしてお話していきますね。
- SEO対策をしたい企業は増えている
- 案件が長期化しやすく収入が安定する
- 自分でメディアを作って副収入も得やすい
- Google検索がある限り仕事がなくならない
- Webマーケティングの市場規模が拡大し続ける
①:SEO対策をしたい企業は増えている
SEO対策とはGoogleの検索エンジン経由で集客するために、自サイトを検索上位に持っていく技術のこと。
僕のブログの流入元をGoogleアナリティクスで見てみると、『Organic Search(自然検索)』が圧倒的に多いのが分かりますよね。Web集客を本気で行っている多くの媒体は同じような割合になっています。
インスタでハッシュタグ検索をする人が増えたり、Google離れが進んでると言われてますが、依然としてSEOのほうが圧倒的にWeb集客としては強いです。
当然、取り組みたいと思う企業は多いですが知識や経験もないところが大半なので、SEOコンサルタントの需要は今後も高まり続けていきますよ。
②:案件が長期化しやすく収入が安定する
SEO対策は最低でも半年くらいをかけてやっていくので、案件が長期化しやすいのが特徴です。
例えば月30万円の半年契約であれば、『30万円 × 6ヶ月 = 180万円』は確定するので収入が安定しますよね。
安定して収益が見込めるのはビジネスをやる上で必須なので、長期的に収入が安定しやすいSEOコンサルタントは強いですよ。
③:自分でメディアを作って副収入も得やすい
SEOコンサルタントをしていると、自然とSEOの知識や経験がついてくるので、自分でブログを作って副収入を得ることもできます。
大抵は完全未経験からやることになるので月1万円を稼ぐのも厳しいですが、SEOコンサルをやってると知識と経験を持った上で始められるので結果が出やすいです。
『強くてニューゲーム』状態ですね。
④:Google検索がある限り仕事がなくならない
SEOコンサルタントの仕事は、Google検索がなくならない限りなくなりません。
Google(Alphabet)は2022年8月時点で時価総額ランキング世界4位ですし、今後を考えてもGoogleがなくなる未来はありえません。
Googleはアップデートを常に行い、検索エンジンをユーザーにとってより良いものに改良し続けています。
少しSNSにパイを取られてますが、正直ググるほうが便利なことも多いので、Google検索がなくなることは現時点では無いでしょう。
⑤:Webマーケティングの市場規模が拡大し続ける
Webマーケティングが含まれるインターネット広告市場は伸び続けており、2021年にはマスコミ四媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)合計の広告費を抜きました。
矢野経済研究所のデータによると2024年までの予測も右肩上がりで伸び続けています。
SEOもWebマーケティングに含まれるので、業界の成長に伴って需要はさらに増えていきます。SEOコンサルタントの仕事がなくなることはありませんよ。
そもそもSEOコンサルタントとは?
将来性があると安心できたところで、SEOコンサルタントの仕事内容や年収などについて少し説明していきます。
仕事内容
SEOコンサルタントの仕事は『オウンドメディア(ブログ)を成長させるサポートをすること』です。
企業の場合はオウンドメディア、個人の場合はブログと呼ぶことが多いですが、Webサイトの成長を助けるのがSEOコンサルタントです。
- メディアの強みを把握する:ターゲティング、ポジショニング、セグメンテーション
- 狙ったキーワードの順位を上げる:サイト設計、キーワード選定、ディレクション
といったことが具体的に行う仕事になりますね。場合によっては記事の執筆も1本2万円などで担当することもありますよ。
年収
SEOコンサルタントの年収はサラリーマンとフリーランスでかなり違いがあります。
サラリーマンの場合
求人ボックスのデータによると、サラリーマンのSEOコンサルタントは平均年収570万円となっています。
ただ、経験者・未経験者でも大きく変わり、
- 未経験:300〜350万円
- 2年以上の経験者:400〜600万円
- 管理職:1000万円超えもアリ
みたいな感じです。
中には月給の10〜15%をインセンティブとして支給してる企業もあるので、会社によっても年収は結構違いがありますね。
フリーランスの場合
フリーランスの場合は、やる内容ごとにお金をもらうことが多いです。
クラウドソーシング案件 | 1回あたりの料金 |
---|---|
スポットコンサル (1h程度のコンサルティング) | 5,000円〜 |
Google Analythics解析 (流入経路、チャネル、PV推移などの解析) | 1万円〜 |
WEB診断 (ホームページ全体のSEO対策) | 5万円〜 |
KW選定、CV設計など全体戦略 (戦略立案から簡単な実務まで) | 10万円〜 |
ITプロパートナーズなどのフリーランスエージェントの案件の場合は、1ヶ月あたり40〜100万円と高単価案件が多いですね。
フリーランスSEOコンサルタントの場合は、平均すると月30万円くらいの案件が多く、月100万円以上を稼ぐ人も多数います。年収で言うと1000万円超えも普通に見えるレベルですね。
SEOコンサルタントとして活躍するのに必要なスキル
SEOコンサルタントに将来性があることは割と腑に落ちたと思うので、ここからはSEOコンサルとして活躍していくために必要なスキルをお話します。
結論、「ポータブルスキル=汎用性」と「テクニカルスキル=専門性」の2種類のスキルを磨くことが必要です。
ポータブルスキル | テクニカルスキル |
---|---|
継続力 | 内部SEO対策 |
忍耐力 | 外部SEO対策 |
論理的思考力 | Web業界のトレンド把握 |
プレゼンテーション力 | アクセス解析 |
コミュニケーション力 | マーケティング全般の知見 |
いくら専門性があってもコミュニケーションが円滑に取れないと仕事はできないし、いくら人間性が良くてもスキルが低いと仕事は取れません。
両方を鍛えて総合力を高めていくのが大事ですよ。
Webマーケターとして求められるスキルについては、Webマーケティングに必要なスキルは2種類あるで詳しく解説しています。
SEOコンサルタントとしての働き方は3種類
SEOコンサルタントの働き方は3種類あります。
- サラリーマンとして企業で働く
- フリーランスとして案件受注する
- 本業をやりつつ副業で案件受注する
①:サラリーマンとして企業で働く
メリット | デメリット |
---|---|
収入が安定する 企業のお金で経験を積める すぐに聞ける環境がある | 収入の上限は低い 自由はあまり無い 専門性が高い人がいないと成長しづらい |
まずは企業でSEOコンサルタントとして働くパターンです。
収入の上限はそこまで高くなかったり、社内の色々なしがらみがあったりもしますが、「安定収入」と「環境」が手に入るのは大きなメリットですね。
②:フリーランスとして案件受注する
メリット | デメリット |
---|---|
単価が高くなる 場所に縛られず働ける 好きな人とだけ働くことも可能 | 安定はない クライアントによって差がでる 土日祝日が休みではなくなる |
2つ目はフリーランスのSEOコンサルタントとして働くパターンです。
安定収入はなくなったり、固定の休みがなくなりますが、高単価案件を獲得できるので収入の上限がサラリーマンより圧倒的に高いですね。
③:本業をやりつつ副業で案件受注する
メリット | デメリット |
---|---|
収入が安定する リスクヘッジになる 本業の知識と経験を活かせる | 時間がなくて大変 副業禁止の会社だとリスクあり 高単価案件を受注しづらい |
最後3つ目はサラリーマンをやりつつ、副業で個人でもSEOコンサルの案件を受注することです。
平日のスキマ時間や休日を使うので大変だし、フリーランスのように時間が取れず高単価案件を受注しづらい反面、給料を得ながら別の収入の柱を作れるのが大きいですね。
まずは企業でスキルと経験を磨いて、フリーランスか副業でやるかを選ぶと良いですよ。
SEOコンサルタントは完全未経験だと厳しい【解決策は3つ】
先ほど「まずは企業に入ってから」とお伝えしたのは、完全未経験だとSEOコンサルタントとして仕事を獲得するのは厳しいからです。
- 実績がないと仕事が取れない
- 知識がないと結果を出せずに消耗する
何も経験がない人に大切なお金を払うことは普通ありませんし、仮に受注できたとしても何も分からないと結果が出せないので消耗します。
結論、SEOコンサルタントとして仕事をしていくためには3つの解決策があります。
解決策①:自分のブログを運営して成果を出して案件受注する
まずは自分でブログを運営して、アクセスや収益などの成果を出すことです。
SEOコンサルを依頼する側は「集客と収益を増やしたい」と思っているので、自分のブログで成果を出せていれば仕事が取れる可能性が出てきます。
月5万円くらいアフィリエイトで収益化ができれば、十分SEOコンサルの案件を取れるレベルですよ。
ブログをやるならSEO対策がしっかりできるWordPress一択なので、まだ開設してない方はWordPressブログの始め方を見て早めに作っていきましょう。
解決策②:Webマーケティングスクールで学んで案件を受注する
2つ目はWebマーケティングスクールで学んだ実績を元に案件受注をすることです。
WithマーケやWEBMARKSというスクールでは、案件獲得サポートも行っているので、スクール卒業して案件獲得してる方も多数いますよ。
ただ、スクールで学ぶだけだとインプットしかしてないので、ブログを作ってアウトプットすることで案件獲得がより近づきます。
おすすめのWebマーケティングスクールは下記にまとめてるので是非ご覧ください。
解決策③:転職してSEO関連の仕事に就く
最後3つ目は転職してSEOコンサルタント、もしくはSEO関連の仕事をすることです。
僕の場合はSEOコンサルではないですが、事業会社でSEO担当者をしてるので、個人でコンサルを受注できるレベルにはなっています。
企業に入ることでキャリアの選択肢が広がるので転職はおすすめですよ。
SEOコンサルタントに未経験から転職する方法は2つ
ここからはSEOコンサルタントに転職するための方法を2つご紹介していきます。
- すぐに転職活動をする
- 独学かスクールで学習してから転職活動をする
①:すぐに転職活動をする【とりあえずやってみると良い】
まずは転職サイトや転職エージェントに登録して、いきなり転職活動を始めてしまうパターンです。
「スキルや経験がないから受からないんじゃ…」と不安がある人は多いと思いますが、未経験でも受かる人がいるのは事実です。
- 20代中盤までの若手
- 前職で実績や経験を積んでいる人
未経験でも受かるポテンシャルがすでにあるなら、わざわざ転職のためにスクールに通うとかもったいないですよね。
自分の市場価値を把握するためにも、とりあえず転職サイトや転職エージェントに登録して転職活動をやってみましょう。
僕も在職中から7つくらいのサービスを使って求人を探しましたよ。
一旦、転職活動をやってみて「書類選考に全然通らない!」ってなったらブログやスクールを考えればOKですよ。
僕が実際に使って良かったサービスは下記に記載しておくので、リスクヘッジで最低3つは併用するようにしましょう。
- 転職サイト
- リクナビNEXT :求人数No.1でツール豊富
- MIIDAS(ミイダス) :届くオファーが全て面接確約
- ビズリーチ:年収500万以上のハイクラスに強い
- 転職エージェント
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートがとても手厚く、未経験転職に強い
- マスメディアン:業界特化型として実績、求人数ともにトップクラス
②:独学かスクールで学習してから転職活動をする
とりあえず転職活動したけどダメだった場合や、少しでも転職成功率を高めたい人は、ブログかWebマーケティングスクールで学習してから転職活動をしましょう。
ブログ独学が向いてる人 | Webマーケティングスクールが向いてる人 |
---|---|
転職まで半年以上かかっても良い | 半年以内には転職したい |
数十万円のお金は払えない | 現役マーケターからのサポートが欲しい |
1人でもサボらず継続できる | 1人だと挫折しちゃいそう |
結果を出すまで1人で試行錯誤できる |
独学でやる場合は先ほども言ったようにWordPressブログを作る。スクールはWithマーケかWEBMARKSがSEOに強いのでおすすめですよ。
SEOコンサルタントになるのに基本的に資格はいらない
「なにか資格は取った方が良いの?」と思う人もいるかもですが、Webマーケティングをやる上で基本的に資格はいらないです。資格よりも実務経験や実績の方が100倍大事なので。
ただ、どうしても不安で資格を取りたいなら、下記の2つであれば損にはならないでしょう。
でもどうせ時間とお金を使うなら、実務経験を積むのに使った方が効果的ですよ。
まとめ:SEOコンサルタントに将来性はある!現役マーケターが断言
今回は『SEOコンサルタントには将来性があるのか』についてお話してきました。
- SEOコンサルタントの将来性は間違いなく高い
- スキルを磨いて市場価値の高い人材になる必要はある
- 完全未経験だと厳しいので、一度企業に入って経験を積むのがベスト
若者のGoogle離れが少し起きてることで「SEOはオワコン」とか言ってる人もいますが、それは視野が狭すぎです。
SEOコンサルタントは確実に将来性があるので、今からでも挑戦する価値は間違いなくありますよ。
とりあえず現状の自分で行けるのかどうか見るためにも転職活動を進めてみて、どうしても受からなそうならスクールを検討していくと良いですね!
- 転職サイト
- リクナビNEXT :求人数No.1でツール豊富
- MIIDAS(ミイダス) :届くオファーが全て面接確約
- ビズリーチ:年収500万以上のハイクラスに強い
- 転職エージェント
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートがとても手厚く、未経験転職に強い
- マスメディアン:業界特化型として実績、求人数ともにトップクラス
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