
WEBマーケティングの面接ってどんな流れで進むんだろう?
質問内容とか体験した人の回答例とか知りたいです。
ご覧頂きありがとうございます。そんな悩みを解決します。
一般的に厳しいと言われる『30代の業種&職種未経験転職』を乗り越えた僕がお伝えします。
- 面接の流れ
- 質問&解答例10選
- 面接攻略のコツ3つ
本記事の信頼性


「いつも面接だと緊張して上手く話せない」という人にお伝えしたいのは、結論、面接では上手く話す必要がないということです。
なぜなら、面接官が見てるのは『上手く話せるかどうか』ではなく、これまでの頑張りや緊張しても一生懸命伝えようとする姿勢です。
とはいえ、「そんなこと言われても受からないと意味ないし、、、」って不安ですよね?
なので今回はWEBマーケティング転職の面接でよくある質問&回答例10個を未経験転職した僕の体験談からご紹介します。



受かるために気をつけるポイントや僕が実践した豆知識も紹介するので是非ご覧下さい。
WEBマーケティング転職の面接での質問内容&受け答え例10選【原文】


実際の面接で『よくある質問と答え方の例』を解説します。
基本的に自己紹介からスタートはどこも一緒だと思いますが、その後の流れは面接によって変わるでしょう。



僕が今まで3回転職活動をした中で『よくされた質問』をまとめたので、自分なりに答えられるように準備しましょう。
①:経歴と自己紹介
ほぼ共通で最初にされる質問だと思います。
- 簡潔に1〜2分くらいでまとめる
- 時系列が崩れないように注意する
- 出した成果や役割など、多少の自己PRを混ぜる
【僕の回答例】
〇〇と申します。
成城大学文芸学部を卒業し、タオルの専門商社を経たのち
現在の株式会社▲▲に入社致しました。
6年半ほど営業職として大手の小売店様に向けて、靴下や服飾雑貨の提案営業を行って参りました。
2年目からは企画営業として商品の制作に0から携わり、出来上がった商品の営業までを一貫して行ってきました。
また4年目くらいから部下2名のマネジメントも経験させて頂き、部下の成長をサポートする業務も行いました。
営業、企画、マネジメントなど幅広い分野を経験したことで、固定観念に縛られない働き方が出来るようになったと思います。
以上です。
単なる自己紹介になっても意味がないので、自分がどんな役割を担ってきたのかなどを少し盛り込むのがポイントです。
ただ、自己PRではないので最低限に留めましょう。
②:志望動機
志望動機は面接の最重要質問です。
なぜなら、「なんでウチの会社じゃなきゃいけないの?」という疑問を解消できないと選考通過はできないから。
- 簡潔に1〜2分くらいでまとめる
- 具体的なエピソードを入れる
- PREP法を意識する
【僕の回答例】
人を大切にしている会社だと感じたから
【根拠】
ホームページで社長の言葉や社員のインタビューをみて、色んなタイプの人がいるけど、人を大切にする人が集まっているんだろうなと感じた。
具体的にはWEBマーケ責任者の〇〇様のお話で、『多様性と良い意味でガツガツしてない人』が集まってるとの一文があった。しかし、仕事に対しては真剣そのもので、数字に対するこだわりやプロ意識がとても高いのを感じた。
それと『感動を繋げ、人を幸せに』という企業理念のマッチングを感じて、理念共有がしっかりとしてる会社の印象を持った。
【自分との関連性、体験談】
私自身、自分がやっている仕事に誇りを持ちたいと常に思っている。そのため、仕事を選ぶときは自分が一番やりたいと思えること、自分がやったことが誰かの幸せを作ることを基準に選んでいる。
【結論】
相手のことを大切にする思いやりと、本気で仕事に取り組む姿勢に共感を覚えたのが1つ目の志望理由。
ポイントは『その会社にしかない具体的な話』を入れることです。
超重要なので、詳しい内容はWEBマーケティング転職の志望動機【原文そのまま公開】をご覧下さい。
③:長所と短所
長所は自己PRなので分かりやすいですが、短所をプラスに持っていくことは結構難しいです。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 具体的なエピソードを入れる
- 短所を克服するためにやっていることを伝える
【僕の回答例】
【長所】
新しいものに挑戦して、成果を上げるために行動出来ること
→新規事業、新規アイテムの開発、効率的なフォーマットの作成
→SNSでの発信、ブログなどプライベートも
【短所】
集中すると時間を忘れて没頭すること
(対策)
→タイマーを設定して、強制的に区切りをつける
→目標を細かく設定して、セクションごとに休憩をする
どんな人にも短所はあるので、その短所をどう克服しようとするかに人間性が出ます。
④前職についた理由は?
前職に入った理由を聞かれることも結構あります。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 一貫性を持たせる
- ポジティブな理由にする
【僕の回答例】
ファッションが好きだったためアパレル業界に関わりたかったから
【背景】
・好きなことを仕事にするというのが一番の優先順位
・その中でも直接自分で販売できる営業がやりたかった
・多数の取引先や商品を扱っていて、深く業界の事を知ることが出来ると思った
どういう理由で入って、どう理由で辞めるかを探ってる感じですね。
正解はないですが、ポジティブな理由にはしましょう。
⑤成果を出すために気をつけたことは?
企業から見れば、成果を出したこと自体には大して意味はありません。
なぜなら、自分の会社でも同じように出せるかは分からないから。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 具体的なエピソードを入れる
- なるべく細分化して伝える
【僕の回答例】
【質問】
営業で成果を出すために何を意識したのか?
【回答】
最初はやみくもに動かず分析を行うこと。
目標を細かく分解して、行動目標まで設定できたら圧倒的に作業することを意識した。
【具体的なステップ】
・月の予算を稼働日数で割る
・一日の予算算出、一日の予算を件数で割る
・1店舗あたりの売上を算出
・優先順位をつけて商談
【まとめ】
定期的に目標と現状を照らし合わせて、下回る場合は原因を考えて、修正や代替案を実行。
考える→実行→改善というPDCAを高速で回せたことが成果につながったと思っている。
出来るだけプロセスを具体的に話すことがポイントですね。
⑥これまでの成功体験、何を学んだか
成功体験を聞かれることも多いです。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 具体的なエピソードを入れる
- 成功から何を学んだかをプラスする
【僕の回答例】
新規事業の立ち上げを行い、初年度売上1000万円達成
【詳細】
アメリカからの並行輸入商材を取引先に販売するという社内初の事業。
【経緯】
ほぼ1社が売上規模5億以上を独占していたので、シェアを10%取ることを目標に行動開始。
【プロセス】
・仕入れ先としての繋がりを探し、社内で聞きまわった結果1社発見
・商談で相手にもメリット提示をして口座開設
・通関課、経理課、外部物流会社と連絡を取り、仕組み構築
・人件費、物流手数料など含めても利益が残るように計算
・仕入れ商品の選定とチームメンバーへの共有
・入荷前に得意先へのアナウンス、先行受注
・販売開始 → 初年度売上1000万達成
・3年目で部下に引き継ぎ → 売上2000万以上に拡大
【学んだこと】
・色んな人と繋がりを作っておくことの重要性
・仕事を早めに進めることの意味
・どんなに準備をしてもイレギュラーは起こること
・引き継ぎをするときの効果的な伝え方や方法
キリがないので話は2〜3分くらいにはまとめて、「この人の経験や考え方はウチでも活きそうだな」って感じてもらえるようにしましょう。
⑦失敗経験、どう乗り越えたか
成功よりも失敗を聞かれることの方が多いかもですね。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 具体的なエピソードを入れる
- 失敗から何を学んだかをプラスする
【僕の回答例】
商品企画の業務を行う中での連携ミス
【詳細】
他事業部のメンバーとの連携ミスが起きて、得意先に納品する商品の納期が遅れた
【経緯】
・商談が決まり売上は上がったが、商品企画の回数や商品数が増えて連携ミスが起きた。
・結果的に1週間ほど納期が遅れたことで、得意先の信用がガタ落ち。
・仕組みを1から見直して、ミスが発生しない管理方法を立案・実行
・翌年はミスが0になり、信用回復に成功
【学んだこと】
・共通認識を持つことの難しさ
・ミスが起こらない管理の重要性、やり方
・イレギュラーが起こった時の対応のしかた
・トラブルを予測して動く際のポイント
ただ「失敗しました」で終わらず、何を学んで、どう改善したのかがポイントです。
⑧今後のキャリアプランは?
会社に入ったらどんなキャリアを歩みたいのか聞かれることもたまにありました。
短期、中期、長期の3つで答えられるのがベストです。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 範囲を段階的に広げていく
- 会社全体を伸ばす視点を入れる
【僕の回答例】
(短期)
いち早く業界や会社のことを理解して、戦力となれるようにする
(中期)
既存サービスの拡大を行いながら、より潜在的なニーズを解決出来る新規サービスにも目を向ける
(長期)
会社全体の発展のためにマネジメント職を目指す。
自分にしか出来ない仕事を見極めて、企業規模の拡大のために組織を引っ張る。
最初からデカすぎる目標は無理なので、徐々に領域を広げていくイメージで話すといいでしょう。
⑨入社後に何を実現したいか?
細かいキャリアプランではなく、「何をやりたいか、何を達成したいか」という目標を聞かれることもあります。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- PREP法を使う
- 具体的に話す
【僕の回答例】
【目標】
WEBマーケターとして1流を目指したい。
【理由】
WEBマーケティングスキルは、これからの時代に本当に価値がある力だと思うから
【具体例】
ドラッカーが言っているように、WEBマーケティングは「販売をいらなくする」ような力を持っていると思う。
つまり、押し売りをしなくても相手が価値を感じて買うような仕組みを作れるということ。
私自身、営業でクライアントにとってのベストを常に考えてきたが、やはり数字に追われることはあったのは事実。
そのため、時には少し強めの営業をせざるを得ない時もあった。
でもWEBマーケティングを学ぶことで、押し売りをしなくても、相手が魅力を感じて自然と売れる流れを作れると思い、自分がやりたいのはこれだと思った。
【結論】
押し売りをしなくても最大の魅力を感じさせられる、一流のWEBマーケターになりたい
自分の本当になりたい理想像を、理由や具体例で補っていくイメージですね。
⑩なぜ未経験の業界、職種にしたのか?
「大変な思いをしてまで何で未経験分野に行きたいの?」と理由を聞かれることも多いです。
- 簡潔に1分くらいでまとめる
- 具体的なエピソードを入れる
【僕の回答例】
【業界を選んだ理由】
テクノロジーを使って問題解決する事が、今後の日本の働き方には必須だと思うから
【具体例】
今後、労働人口が減っていく日本では今までのように根性論は通用しなくなるので、『生産性』の重要性が増す。
生産性の課題を解決するには『テクノロジーの有効活用』がカギだと思ったのでIT業界を選んだ。
【この会社を選んだ理由】
自分の利益よりも『色んな人に価値を提供する思い』が見えたから
【具体例】
今までのように『モノ』で価値を提供していた企業は、テクノロジーを上手く活用出来ずに衰退していく所も多い。
しかし、テクノロジーを使えるようになればもっと可能性が広がる企業はたくさんある。
御社が掲げる『〇〇』という企業理念は、テクノロジーの課題解決の答えだと共感したのが御社を選んだ理由
その会社じゃないといけない理由を伝えられないと「ウチじゃなくても良くないですか?」ってなるので注意しましょう。
WEBマーケティング転職の面接の流れ、進み方


WEBマーケティング会社の面接は、他業界とほぼ同じ流れで進みます。(*面接回数に多少の違いはあります)
- 一次、二次面接(採用担当 or 現場責任者が多い)
- 最終面接(採用責任者 or 社長や経営層が多い)



ただ、もちろん例外もあり得ます。
僕の場合、一次面接で社長が出てきたのが2社ありましたw
ベンチャー企業とかだと社長面接が最初ってことも割とありますよ。
とはいえ、特別変わった流れで進むことはないので安心して下さい。
一次・二次面接突破のポイント
一次面接通過のポイントは「活躍できそう」と思わせられるかどうかです。
なぜなら、一次面接は採用担当者や現場責任者が面接官になることが多いから。
一次・二次面接突破のポイント:活躍できそうと思わせられるか
面接後の会話を想像すると、恐らく上司に「どうだった?」と聞かれるでしょう。
で、「チームのメンバーと合いそうです」とか「今までの経験を活かして活躍してくれそうです」ってなる流れ。
自分がチームや会社の成果に貢献できることが伝わるかがポイントなので、どちらかというと、話の内容を重視されるでしょう。
最終面接突破のポイント
最終面接は社長や幹部層、採用責任者などが多いですが、ポイントは「なんとなく良さそう」っていう雰囲気です。
なぜなら、実務レベルで問題ないかは一次・二次面接で判断済みだから。
最終面接突破のポイント:なんとなく会社に合いそうと感じさせること
いわば最終面接は「なんとなくウチの会社に合いそうだな」とか「大丈夫そう」っていう確認です。



ただ、幹部層だと圧迫面接っぽくしてきて、どれくらいストレスに耐えられるかを見てる場合もあります。
ビビらず立ち向かいましょうw
面接では逆質問の時間が重要


WEBマーケティング転職に限らずですが、面接の最後は必ず逆質問で終わります。
ex ) 「ではこちらからの質問は以上です。逆に何かお聞きしたいことはありますか?」
僕は必ず面接前に逆質問を3〜5個は考えてから行きました。下記がよくしていた逆質問です。
- 面接官の目標はなに?
- 職場の雰囲気はどんな感じ?
- 仕事の進め方はどんな感じ?
- 社内で尊敬する人は?どんな部分?
- (最後)自分の印象はどう?
緊張でとっさに質問が思い浮かばないかもしれないので、あらかじめ携帯のメモに入れておくのがおすすめです。



「すみません、メモをしてきたので見ても宜しいでしょうか?」って聞いて、いつも見ながら質問してました。
相手からしたら「こんなに準備してきたのか」って好印象になるので一石二鳥ですよ。
WEBマーケティング転職の面接攻略の豆知識&コツ3つ


最後に僕が実践した面接突破の豆知識だけお伝えして終わります。
- Googleスプレッドシートに話すことをまとめておく
- 遅くとも面接時間30分前には最寄駅に着く
- 面接は話す前が大事
Googleスプレッドシートにまとめておく
先ほどの質問&回答集のようにまとめておくと、すぐに見直せるのでおすすめでして、ツールは『Googleスプレッドシート』が良いですよ。
なぜなら、データが複数のデバイスで見られるからです。(PC、スマホ)
面接直前にパソコンは見れませんが、Googleスプレッドシートならスマホアプリがあるので、PCで作成した文章をスマホで見返せるので超便利ですよ。
>> Googleスプレッドシートのスマホアプリをダウンロードする
遅くとも面接時間30分前には最寄駅に着く
「面接まで時間がない」ってめっちゃ焦りますよね?
焦ると普段の力が出なくなるので、遅くとも30分前には面接会場の最寄駅についてることをおすすめします。



ちなみに僕は2時間前くらいに着いて、近くのカフェでブログ書いたりしてましたw
面接会場を確認してからスタバとかにいれば、なんの焦りもなく臨めますよ。
面接は話す前が大事
ぶっちゃけ面接は話をする前に半分は決まると思ってます。
なぜなら、人の第一印象は中々変わらないからです。
メラビアンの法則では、人の第一印象について下記ように書かれています。
- 見た目が55%
- 声の大きさやトーンが38%
- 話の内容は7%
面接で汚い格好をしてるわけないし、話の内容は前述の質問集などを使えば補うことは可能です。
注意したいのは38%の部分で、ここを気をつけることがかなり成功に繋がると思います。
人は論理ではなく感情で動く生き物
結局、人は論理ではなく感情で動く生き物です。
「あ、この人なんか良い感じ」って最初に思ってくれれば、その後の話も好意的に聞いてくれます。
しかし、「なんか声小さいし無愛想だな」と思うと、いくら内容が良くてもマイナスの印象を持つかもしれません。
なぜなら、人間は自分の思った通りに都合よく解釈する『確証バイアス』という性質があるからです。



人間の本能を上手く掴んで成功を掴みましょう。
質問や回答例を参考にWEBマーケティングの面接を乗り切ろう


今回は『WEBマーケティング転職の面接対策』についてをお伝えしました。
- WEBマーケティング業界も面接の進み方は一緒
- 簡潔に具体的に話すのがポイント
- 面接本番までの準備がキモ
WEBマーケティング業界へは未経験でも転職が可能です。
一般的には厳しいと思われるかもしれませんが、周りよりも2倍、3倍準備すれば普通に通過出来ますよ。
決してラクではないですが、可能性があるのは31歳で転職した僕が保証します。応援してます!
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