
Webマーケティングを辞めたいと思う人の理由や特徴って何があるんだろう?
転職を考えてるけど、すぐに辞めたくなったらと思うと不安だな
こんにちは、おけこです。
アパレル業界で7年ほど勤め、31歳未経験でWebマーケティング業界に転職しました。
Webマーケ業界に来て約2年経ちましたが、現在はSEOと広告運用の責任者をしています。
正直どんな仕事でもそうですが、Webマーケティングの仕事にも理想と現実が存在すると思います。
今回は別業界から転職してきた僕が、Webマーケティングを辞めたいと思う人の理由や特徴を徹底解説していきます。
本記事の信頼性


- なぜWebマーケティングを辞めたいと思うのか?
- Webマーケティングを辞めたいと思う人の特徴や傾向
- Webマーケティングに向いてる人、向いてない人
- 会社の種類や環境の違いなどの条件でも変わるのか?
- 別業界も経験してる僕のWebマーケティングへの感想
意気揚々と転職したのに、理想と現実とのギャップを感じて辞めたくなるかもしれない。
短期離職は次の仕事探しにも響くし、せっかくの希望が絶望に変わるのもイヤですよね?
ただ、Webマーケティングを辞めたいと思う人や場面には似た傾向があります。
それらを理解しておくことで、理想と現実のギャップを最小限に出来ますよ。
今回は31歳で未経験転職して、2年が経過した僕が「Webマーケティングを辞めたいと思う理由や解決策」についてお話します。
転職前の人は決断する要素に、現時点でマーケターの人は今後の指針になるでしょう。



記事を読み終わる頃には、今のモヤモヤがスッキリしてますよ。
なぜWebマーケティングを辞めたいと思うの?【主な理由や原因5つ】


Webマーケティングを辞めたいと思う人の理由や原因として、主に挙げられるのは下記のようなものです。
- 成果が数字でハッキリと出すぎる
- 実際の業務はめちゃくちゃ地味
- 頑張っても成果が出ない時もある
- 常に知識のアップデートが必要
- 人間関係が上手く行かない
①:成果が数字でハッキリと出過ぎる
Webマーケティングの仕事内容は、
- 広告運用、管理
- SEO、Webサイト運用
- CRM(メルマガなど)
といった形ですが、全て数字がハッキリと出ます。
例えば広告の運用で言えば、
- CTR:広告のクリック率
- CVR:広告の成約率
- CPA:顧客が1人申し込むまでにかかる費用の平均
みたいな感じで、広告を管理する画面に全ての数字がバンッと出ます。
期間を絞れば、「自分が運用し始めた期間」と「以前、別の人が運用してた期間」とかで数値の差が明確に分かるんですよね。
数字が良いときは良いですが、悪くなると「自分がやったせいで悪くなった…」と落ち込むこともあります。
良くも悪くも数字からは逃れられないのがWebマーケティングなんですよね。
②:実際の業務はめちゃくちゃ地味
なんとなくWebマーケティングって華やかなイメージありませんか?
「パソコン1代で自由に働ける!」「ノマドライフが実現できる!」「不労所得!」みたいな感じで。
でも実際、Webマーケティングでやることって他の仕事と比べてもかなり地味です。
例えば、
- 広告の画像の文言だけを変えて数値を検証
- サイトの記事のタイトルだけ変えて数値を検証
- エンジニアや営業との意識のすり合わせをする
みたいな感じで、小さな作業をコツコツ淡々とやっている感じです。
僕は営業を7年くらいやってましたが、営業って成長が実感しやすいんですよね。
- 相手の話を聞ける余裕が出てくる
- 商品の知識がついて話せるようになる
- 売れるとどんどん自信がついていく
みたいな感じで、自分でも伸びが分かりやすい。
しかし、Webマーケティングは劇的に成長を実感できる瞬間ってあまりありません。
コツコツやってたらいつの間にか成長してたってことが多いので。
「このままやってて大丈夫なのか?」「成長してるのか?」と思って不安になり、辞めて行ってしまう人もいますね。
③:頑張っても成果が出ない時もある
先程、成果が数字でハッキリと出ると言いましたが、Webマーケティングは頑張っても成果が出ないことも多々あります。
例えば良かれと思ってリライトした(記事の内容を書き直した)のに、変更前より数字が落ちるなんて日常茶飯事です。
原因は、
- 知識やスキル不足
- コミュニケーション不足
- そもそも作業量が足りてない
など色々と考えられます。
例えば、自分より経験がある人に確認すればマイナスは避けられたのに、独断で進んで数値が落ちてしまうとか。
30回、50回とテストをするのが当然なのに、10回程度しかテストをしてないとか。
Webマーケティングはパソコンと向き合う仕事ですが、円滑な人間関係なども実はかなり重要なので、壁にぶつかる人もいますね。
④:常に知識のアップデートが必要
今は全てにおいて変化が激しい時代ですが、IT業界は特に顕著です。Webマーケティングも例外ではありません。
例えば2018〜2019年頃は、個人のビジネスYouTuberが伸びやすかった時期です。
しかし現在は大企業の経営者も参戦していて、名もなき個人はかなり厳しい。
このように変化が激しい業界なので、常に知識をアップデートして対応する必要があります。
「1年前に使えたノウハウが今は使えない」なんてことも多々起こるので。
学習意欲や成長意欲が低い人には厳しい仕事と言えますね。
⑤:人間関係がうまくいかない
Webマーケティングに憧れて来る人って、割と内向的な人も多いです。
「面倒な人間関係がなく、パソコンと向き合えば良いから」という理由で選ぶ人もいますからね。
しかし実際、Webマーケターの仕事って人間関係がめちゃくちゃ大事です。
- 経営者や依頼主などの仕事を頼まれる人
- エンジニアやWebデザイナーなどの専門家
- 最前線で動く営業や採用チームの人達
などと連携をしないと求める成果に結びつきません。
例えば



サイトにこの機能を追加すれば成果が上がりそうだな。
と思っても、サイトに機能を追加するにはエンジニアさんにプログラムを組んでもらう必要があったりします。
この際にコミュニケーションが円滑に取れないと、スケジュール通りに進まなかったりするんですよね。
マーケターは様々な部門とのハブになる存在なので、人間関係がうまくいかないと辞めてしまう傾向はあります。
Webマーケティングを辞めたいと思う人の特徴や傾向


「もうWebマーケティング辞めたい」と思いがちな人には共通の傾向があります。
- 自分の頭で考えるのが苦手
- 継続ができない
- 学習意欲が低い
自分の頭で考えるのが苦手
繰り返しますが、Webマーケティングの仕事は地味で小さな作業をコツコツやるのがメインです。
何十回、何百回、何千回というテストを繰り返して、成果を伸ばしていく必要があります。
ただテストをするにはアイデアが必要です。
「これ良いんじゃない?」と、自分の頭で考えることが出来ないと進みません。
また、思うように成果が出ない時は「何が原因なんだろう?」と考える必要もあります。



自分の頭で考えて答えを導き出す必要があるので、常に人に頼ってしまうタイプは正直向いてませんね。
継続ができない
成果が出るまでひたすらテストを繰り返すのがWebマーケティングなので、継続力が低くてすぐに投げ出す人は厳しいです。
特に知識やスキルが低いうちは、やってもやっても上手くいかないことが大半ですしね。
しかしコツコツ淡々とやれる人は、ゆっくりでも確実に成長していきます。
実際、未経験業界からの転職メンバーでも、淡々と作業できる人は数値を伸ばしてますよ。
学習意欲が低い
前述した変化が激しいにも通じますが、常に新しいことを学んでいけないとWebマーケティングの仕事は厳しいです。
- TikTok
- YouTube
- ライブ配信
- 音声配信
など、ここ2〜3年だけを見ても上記のように新しい分野が広がっています。
もちろん昔ながらの「サイト運営(SEO)」や「メルマガや公式LINE(CRM)」なども大事ですが、新しい分野を知ると大きく成果を伸ばせる可能性があります。
やるやらないは別にしても、新しい分野や知識には常にアンテナを張っておくと良いですね。
Webマーケティングに向いてる人と向いてない人
- トレンドに敏感、ミーハー
- 人と話すのが嫌いではない
- 数値を使うのが苦手ではない
- コツコツと継続するのが得意
- 自分で考えて行動に移せるタイプ
- 挑戦をしないタイプ
- 人と話すのが嫌い
- 感覚でしか話せない
- 継続できたことが無い
- 常に周りに頼りがち
ざっくりですが、上記がWebマーケティングに向いてる人と向いてない人の傾向です。
僕自身、会社やSNSで繋がってるマーケター数十人を見て感じた結果です。
もちろん現時点で向いてないに該当しても、これから成長していけば全く問題ありません。



例えば僕の部下にも数値の分析が苦手がメンバーがいましたが、何度も繰り返したことで数値を使って話せるようになりました。
これから成長していくという意欲や行動があれば、Webマーケティングで活躍できますよ。


会社による違い【業務内容、事業規模、社員数など】


ここまで個人の辞めたいと思う理由や特徴をご紹介しましたが、ここからは会社によって違いが出るかをお話していきます。
下記の3パターンです。
- 代理店と事業会社での業務内容の違い
- ベンチャーと大手の事業規模の違い
- 社員数の多さによる人間関係などの違い
代理店と事業会社での業務内容の違い
Webマーケティング会社には大きく分けて代理店と事業会社の2種類があります。
- 代理店:他の会社から案件を受注して、代わりに運用をする会社
- 事業会社:自社で商品やサービスを持っている会社
厳密に言うと少し足りない部分があるかもですが、ざっくり言うとこんな感じ。自社のサービスを扱ってるか、他社のサービスを扱っているかというイメージですね。
代理店は案件の多さが魅力だが、1つのメディアに深くは関われない
- 分析力や説明力が鍛えられる
- 幅広い業界、商品を扱える
- ある分野のスペシャリストになりやすい
- プレッシャーが大きい
- 1つの事業に深く関われない
- 幅広い分野の知識をつけにくい
代理店は企業から案件を受注して、代わりに運用するのが特徴。そのため幅広い業界や商品に関わることができます。
また、広告運用なら広告運用、SEOならSEOというように、1つの分野に絞ってやるのが基本的に多いですね。
代理店は「あらゆる業界、商品を扱えるリスティング広告のプロ」みたいなポジションを目指すなら最適です。
逆に、広告もSEOも顧客サポートも広く関わりたい場合などは向いてませんね。
いまやっている業務を極めて独立したい人には代理店はおすすめです。
事業会社は1つのサービスに深く関われるが、業界や商品の幅が広がらない
- 1つのサービス、商品に深く関われる
- 幅広い分野の知識やスキルを鍛えられる
- CMOなどを目指すのに向いている
- 関わる業界や商品の幅は狭い
- 知識やスキルが中途半端になる可能性あり
- 独立は代理店と比べてしづらい
事業会社は自社で商品やサービスを持っているので、深く関わることができます。
代理店の場合は「広告運用」や「SEO対策」のように部分的に関わるのがメインですが、事業会社は
- サービスの改善
- 広告やSEOなどの運用
- 他部署との連携を取る
といったように、業務の幅が広くなるのが特徴です。
幅広い知識やスキルがつくので最終的にはCMO(最高マーケティング責任者)を目指すのには向いてます。
一方で1つを極めるのには不向きなため、今後フリーランスとして独立したい人にはあまり向いていません。
ただ、様々な知識やスキルがつくので、副業で自分のビジネスをやる際などにも大変役立ちますよ。
Webマーケティングは将来性抜群!未経験転職した僕の感想


最後にWebマーケティングに対する僕の見解をお話します。
別業界から未経験転職してきて、他の景色を見てるからこそ言えることがあると思うので。
結論、Webマーケティングは将来性抜群なので、やる価値のある分野だと思います。


上記は矢野経済研究所が出したインターネット広告市場に関する調査結果です。
右肩上がりで市場規模が拡大してるのが分かりますよね?こんな業界ほぼありません。
2019〜2020年頃は、プログラミングやWebデザインなど分かりやすいスキルが人気でしたが、今は発信してる人もかなり減りました。
スキルがあったとしても自分を売り込めないと成果が出ません。その自分を売り込むスキルこそがマーケティングなんです。
Webマーケティングとはインターネットを使って売れる仕組みを作ることです。
多くの企業にオンライン化が求められているので、Webマーケターの価値は高まり続けています。
もちろん頑張っても成果が出ないときは「あぁしんどい…」と思うことはあります。
しかし、他の職種と比較しても明らかに将来性があるので苦ではありません。知識やスキルは確実についてますからね。



将来性が無い職種で頑張るよりも、伸びる可能性が高い場所で頑張った方がコスパが良いです。
30代未経験で転職しましたが、2年で広告とSEOの責任者になれたので、頑張れば可能性は十分ありますよ。
頑張りましょう!


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