「将来に不安を感じるから少しでも市場価値の高い仕事につきたい」
そんな思いからWebマーケターという仕事に興味を持った人も多いのではないでしょうか?
結論、Webマーケティング業界は今後も伸び続けるので、Webマーケターの市場価値は高まり続けます。
僕自身、31歳未経験から転職しましたが、本業と副業を合わせて2年で250万円以上の年収アップを実現できました。
今回は、現役マーケターで面接官でもある僕が、Webマーケターになるための3つの方法と超具体的なステップを解説します。
最後まで読めば、今から自分が何をすべきかハッキリしますよ。
ぜひブックマークして定期的に読み直してみてください。
31歳未経験でWebマーケターに転職。現在はSEO・SNS責任者と面接官を務める。Webマーケティングスクール『Withマーケ』転職講座講師。Twitterのフォロワー数は3000人超。詳しいプロフィールはこちら
この記事は10,000文字以上のボリュームになっているので、すぐにWebマーケターになる3つの方法を見たい方は下記からどうぞ。
【前提】Webマーケターとはオンライン上で売れる仕組みを作る人
まず前提として、Webマーケターとはどういう仕事なのかを説明します。
グロービス経営大学院によるとマーケティングという言葉の定義は下記です。
マーケティングとは、顧客満足を軸に『売れる仕組み』を考える活動。
つまりWebマーケターは、顧客が喜ぶ商品・サービス作りや集客、販売をオンライン上で行う仕事というわけです。
Webマーケティングを集客だけと思ってる人も多いですが、商品作りから集客・販売まで一貫して行うのがWebマーケターの役割になります。
次の見出しで仕事内容などをもう少し詳しく解説していきますね。
Webマーケターの仕事内容・種類
ここからはWebマーケターの仕事内容や種類を少し深堀りしていきます。
仕事内容
Webマーケターの仕事内容は、
- 仮説や戦略を立てる(Plan)
- 施策を実行する(Do)
- 数値を検証・分析する(Check)
- データを元に改善する(Action)
- 検証結果を報告・共有する(Share)
の5つがメイン。
目標を達成するための戦略や仮説を立て、施策を実行してデータを取り、改善を繰り返していきます。
また、Webマーケターは経営者やクライアント、エンジニアやWebデザイナーなどとやり取りすることも多いので、定期的に業務の報告や共有も求められます。
思考力や行動力、コミュニケーション力などが求められる仕事です。
≫WEBマーケティングの仕事内容は4つ【現役マーケターが解説】
仕事の種類
一言でWebマーケターと言っても色々な職種があります。
- Web広告運用
- SEOコンサルタント
- SNSマーケティング
- EC運営
- CRM担当
※ リンクをクリックすると各職種の詳細記事に飛びます
基本的に未経験だとSEOかWeb広告、SNSマーケティング3つの内どれかを目指す人が多く、求人も比較的多いです。
3つの職種について少し深堀りして説明しますね。
Web広告運用
Web広告運用とは、お金を払って広告を出稿することで集客をする仕事です。
- Google広告
- Yahoo広告
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- LINE広告
- YouTube広告
- TikTok広告
- アフィリエイト広告
- Criteo
など、様々なプラットフォームの中から媒体を選び、広告を作成・出稿していきます。
そして、出稿した広告のデータを分析し、改善までのサイクルをグルグル回して成果を上げていくのが仕事です。
≫Web広告運用は辛いけどメリットもある!仕事内容や向いてる人を元責任者が語る
SEOコンサルタント
SEOコンサルタントとは、他社オウンドメディアの成長をサポートする仕事です。
戦略立案などを行うだけではなく、自分が記事を書くこともあるし、外注ライターを雇って記事作成を行う場合もあります。
また、SEOコンサルは他社のサポートをする仕事ですが、自社のオウンドメディア運営をするSEO担当者もいます。
どちらもSEO対策をしてオウンドメディアを成長させていく仕事に変わりはありません。
ちなみに僕は事業会社で自社のオウンドメディア運営の責任者をしてますよ。
≫【結論】SEOコンサルタントは将来性抜群!仕事内容から必要スキルまで徹底解説
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、SNS広告の実行やSNSアカウントの運営、インフルエンサーマーケティングを行う仕事です。
現在は個人だけではなく、企業もSNSを伸ばしたいと思ってるところが多いので、SNSマーケターの需要は爆発的に増えてますね。
自社のアカウントを育てるだけではなく、他社のアカウントの運用代行を行う会社もありますよ。
求人がめちゃくちゃ増えてるのが特徴的です。
≫【結論】SNSマーケターになるには?必須スキルから転職方法まで解説
Webマーケティング会社の種類と選び方
「Web広告をやりたい」「SEOをやりたい」など仕事内容のイメージが湧いたら、次にやっていくのが会社選びです。特に大事なのは下記の2つ。
①:支援会社か事業会社かを選ぶ
Webマーケティング会社には大きく分けて2種類あります。
- 事業会社:自社の商品やサービスを持っている会社
- 支援会社:事業会社をサポートする会社
事業会社
事業会社とは自社商品やサービスを持っている会社の総称です。
- 独自商品やサービスを開発・販売している会社
- 様々な会社の商品を扱うECサイトを運営する会社
- プラットフォームとして自社メディアを運営してる会社
上記3つが事業会社の主な種類になります。
独自商品やサービスを開発・販売している会社
1つ目は独自商品やサービスを開発して売上を上げている会社です。
カルピスやライザップをイメージすると分かりやすいですね。
わかりやすい商品やサービスがあり、そのプロダクトを広げることで売上を作っていきます。
その会社の商品やサービスに思い入れがあると、Webマーケターとして活躍できる可能性が高くなりますね。
様々な会社の商品を扱うECサイトを運営する会社
2つ目は様々な会社の商品を扱うECサイトを運営する会社。Amazonや楽天、ZOZOTOWNなどのイメージですね。
自分の好きなジャンルのECサイトであれば、ユーザー目線でどんなコンテンツがあれば良いかもわかりやすいです。
ECサイトは規模が大きいことが多いので、大規模メディアの運営に関わる経験ができるのも大きいですよ。
プラットフォームとして自社メディアを運営してる会社
3つ目はプラットフォームとしてユーザーや業者とのマッチングを行っている会社です。
引越し侍やじゃらんなど、そのサイトに行けば色々な情報がまとめて見られるのがプラットフォームの特徴です。
プラットフォーム運営会社の場合、サービス名が露出するので会社名が知られてないことも多いですが、色々なWebマーケティング施策を実行できるので楽しいですよ。
僕が働いてる会社でもバイクの一括査定ができるプラットフォームを運営しています。
事業会社は1つのプロダクトに深く関わることができ、商品開発から集客まで一貫してできるのが強みです。
ユーザーニーズの理解もしやすく、Webマーケターとしての総合力が高まりやすいのが事業会社の特徴ですね。
支援会社
支援会社とは事業会社をサポートする会社で、下記のような会社が該当します。
- 広告代理店
- SEOコンサル会社
- Web制作会社
広告代理店
広告代理店は、事業会社から広告の作成や運用などを委託される会社です。
総合代理店だと電通や博報堂、Web広告特化だとサイバーエージェントやオプトなどが有名ですが、Webマーケターになりたい人はWeb広告代理店を志望するケースが多いでしょう。
広告代理店は色々な会社の案件を同時に扱えるので、幅広い業種に対応できる広告運用スキルを磨くことができますよ。
SEOコンサル会社
SEOコンサル会社は、広告代理店のSEO版のイメージで、事業会社のSEO支援を行います。有名どころだとウェブライダーやCINCなどがありますね。
個人でブログをやっている人は、深いSEO知識を学べることで副業などにも活かせますよ。
Web制作会社
Web制作会社は、ホームページ作成やデザイン作成などで事業会社をサポートする会社です。LIGや面白法人カヤックなどが有名。
Web制作会社は面白いコンテンツを作ったり、クリエイティブな仕事がしたい人にはおすすめですね。
支援会社は色々な事業会社の案件に関わることが出来るので、1つのスキルを幅広い業種で使えるように極めるのに適しています。例えば「全業界のリスティング広告を運用できる人」みたいな感じですね。
事業会社と支援会社どちらも選んでもスキルUPはできますが、
- 事業会社:総合的なマーケティング力を高めたい
- 支援会社:1つのスキルを特化して高めたい
という感じで判断すると動きやすくなりますよ。
②:大手かベンチャーで選ぶ
2つ目は大手企業かベンチャー企業(大手以外)のどちらを選ぶかです。
企業規模だけでは一概に言えませんが、一般的には、
- 大手:役割が細分化しており、1つの分野を集中的に鍛える
- ベンチャー:横断的に仕事をすることが多く、総合力が鍛えられる
という傾向があります。
僕の会社はベンチャーなので、1人がマーケティングから一部営業まで請け負ったり、役割が多様化しています。
大変ではありますが成長できる環境ではあるので、個人的に未経験からWebマーケターになるならベンチャーがおすすめです。
会社の選び方については【結論】Webマーケティング会社の選び方や判断基準は5つ【NGな会社も暴露】で詳しく解説しています。
Webマーケティングの魅力と辛さ
ここからはWebマーケティングの魅力と辛さについて、僕自身の意見や100人近い現役マーケターにヒアリングした結果をお伝えしていきます。
実際にWebマーケターとして働く人達が感じてることを知ることで、理想と現実のギャップを感じづらくなりますよ。
良いことも大変なことも知っておくのが大事です。
Webマーケターの魅力・やりがい
- 需要の大きい専門スキルが身につく
- 業界が伸びているので年収が上がりやすい
- 結果が数字で出るので分かりやすい
- キャリアの選択肢が広がる
- 優秀な人達と繋がることが出来る
- たくさんの人に感謝される
- 日常生活にも活かせる部分が多い
- 将来的には場所を選ばずに働けるようにもなる
- 経営に近いところで仕事ができる
Webマーケターのやりがいや魅力は、将来性の高さや市場価値の高いスキルを身につけられることなど様々です。
大半の人がキャリアに色々な不安を持ってると思いますが、Webマーケターとして経験値を積んでいくことで、徐々に不安が減っていきますよ。
Webマーケターの辛さ・しんどさ
- 終わりがない
- 数値に常に追われる
- コツコツ地道な作業が多い
- 相手の認識とのズレが起きる
- 常に知識をアップデートする必要がある
- 成果が出るまでは時間がかかる
- 努力がなかなか成果に結びつかない
- 答えのない仮説検証を繰り返す必要がある
- パソコン相手にずっと仕事をしないといけない
Webマーケティングの辛さやしんどい面は、地道にコツコツとPDCAを回し続けないといけなかったり、頑張っても成果が出ないケースもあることなどです。
良くも悪くも数値がハッキリ出るので、思うように成果がでないと気が気じゃないです笑
ただ、大変な時期を乗り越えて成果が出せた時はめちゃくちゃ嬉しいです。
自分のスキルUPや自信にも繋がりますよ!
Webマーケターに向いてる人・向いてない人の特徴
思考力や行動力、継続力がないタイプはWebマーケターにあまり向いてません。Webマーケティングは正解がないので、コツコツ自分で調べながら成果を出していく必要があるからです。
逆に、自分でどんどん調べて行動していくようなオタク気質があったり、人間の心理が好きだったりする人はマーケター向きですね。
現時点で向いてない要素があっても、努力次第で改善できますよ。
≫Webマーケティングに向いてる人の特徴7つ【1分で出来る適正診断あり】
未経験からWebマーケターになるには?パターンは3つ
ここからは未経験からWebマーケターになるための方法について大きく3パターンでお話していきます。
ちなみにここで言う「Webマーケターになる」の定義は、「Webマーケティングで仕事をしていける状態になる」ことです。
稼げない自称Webマーケターになっても意味ないので、しっかりWebマーケティングで仕事ができるようになるための方法をお伝えしていきます。
①:転職して会社員Webマーケターになる
メリット | デメリット |
---|---|
会社の環境を使って成長できる 収入が安定する 個人ではできない規模の仕事ができる | 自由はあまり無い 収入の上限は高くない 会社選びをミスると辛い |
まずはWebマーケティングができる会社に入って、サラリーマンとしてWebマーケターをやるパターンです。
サラリーマンなので自由度は低く、収入の上限もそこまで高いわけではありません。
また、Webマーケティングの知識や経験を持った人が社内にいない場合など、環境によっては成長しづらかったりするデメリットもあります。
しかし、毎月の収入が安定したり、会社の環境やお金を使って個人ではできないレベルの仕事ができるのは大きなメリット。
まずは会社に入って実績とスキルを高めることで、独立した後にも仕事に困らないようになりますよ。
②:本業を別でやりつつ副業Webマーケターになる
メリット | デメリット |
---|---|
安定収入を得つつ挑戦できる キャリアの選択肢が広がる 本業の評価が上がる可能性がある | 時間の確保が難しい 成果が出るまで時間がかかる 副業禁止の会社だとリスクがある |
次に、本業はWebマーケティングと別の仕事をやりつつ、副業でWebマーケティング関連をやることです。
本業のスキマ時間にやることになるので時間の確保が大変だったり、そもそも使える時間が少ないので成果が出るまでに長い期間かかったりします。
また、副業を禁止してる会社もいまだに結構あるので、バレたときには多少リスクもありますね。
しかし、本業の収入があるので安心して副業に挑戦することができ、副業で経験や知識を身につけることで、今後のキャリアの幅が広がる可能性がありますよ。
最強なのはWebマーケティング会社に入って、Webマーケ関連の副業を個人でもやるパターンですね。
③:独立してフリーランスWebマーケターになる
メリット | デメリット |
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収入が青天井 働き方が自由 面倒な人間関係がない | 安定がなくなる 学ぶ機会を作らないと成長が止まる 会社員より自由がなくなるケースもある |
最後は独立してフリーランスマーケターとしてやっていくパターン。
会社員のような安定は一切なくなり、自分で主体的に動かないと成長機会も激減します。クライアントワークでガチガチに縛られて、あまり自由を感じられていない人がいるのも現実です。
とはいえ、出社や面倒な社内政治も関係なくなったり、自由度が増すケースがほとんど。
収入も自分次第で青天井に上げていけるので、サラリーマン時代の2倍、3倍以上の収入になってる人も多いですよ。
うちの会社のOBは、年収がサラリーマン時代の5倍以上になったと言ってました。
キャリアパスについての詳しい内容はWebマーケティングのキャリアパス5つもご覧ください。
未経験からWebマーケティング転職する方法6つ
先ほど未経験からWebマーケターになる3つのパターンについて話しましたが、最もおすすめなのはWebマーケティング会社に転職することです。
会社で実績や経験を積むことで、その後の独立にも繋がりやすくなりますからね。
そこでここからは未経験でWebマーケティング転職を成功させるための6つの方法についてお話していきます。
①:今の状態で転職できるか試してみる
メリット | デメリット |
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費用を最小限に抑えられる 早くWebマーケターになれる 転職できれば自信になる | 完全未経験だと受かりづらい 受からないと今までの自分を否定された気になる 理想と現実のギャップを感じるリスクがある |
まずは現状の自分で転職できるかどうかを、転職エージェントやサイトに登録して試してみましょう。
年齢が若かったり、前職でアピールできる経験などがあれば、未経験でも内定を獲得できる可能性はあるからです。
転職エージェント | 転職サイト | |
メリット | 面接対策がある 職務経歴書の添削 求人を探してくれる 企業との連絡を代行 | 自由に応募ができる エージェントにない求人もある |
デメリット | 自由に応募できない 担当者が悪いと最悪 | 全て自分でやらないとダメ |
もちろん完全未経験だと受かりづらいのは事実ですし、Webマーケティングの実情を把握できてないと入社後にギャップを感じるリスクもあります。
とはいえ、現状でも受かるのに学習にムダな時間やお金をかける必要はないので、本やYouTubeで最低限の知識を入れたら、とりあえず転職活動をやってみるのがベストですよ。
おすすめの転職エージェントや転職サイトは下記をご覧ください。
②:独学でメディア運営してから転職活動をする
メリット | デメリット |
---|---|
費用が抑えられる 自由に学習できる うまくいくと収益化できる | 挫折しやすい 何をやればいいか分からなくなる Web広告運用への転職には向かない |
2つ目は独学でブログやSNS、YouTubeなどのメディア運営をしてから転職活動をすることです。
1人で全て調べながら継続をし続けないといけないので、スクールなどで学ぶよりも挫折しやすくなります。
また、Web広告運用担当者として代理店に転職したいパターンなどには向きません。
しかし、SNSやYouTubeなら無料、ブログであれば月1000円程度でリアルな経験を積めるし、メディアが育てば収益化もできます。
特にWordPressブログを運営することで、Webマーケティング全般の知識やスキルが高まるのでおすすめですね。
③:Webマーケティングスクールを受講してから転職する
メリット | デメリット |
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スクールのサポートを受けられる 仲間と切磋琢磨できる 何をやるべきかで迷わない | 費用が高い 自由には学べない 100%転職できるわけではない |
3つ目はWebマーケティングスクールを受講してから転職活動をするパターンです。
平均すると2〜3ヶ月で30万円ほどの費用がかかるし、スクールのカリキュラムに沿って学習を進めるので自由度は低いです。ぶっちゃけ全員にはおすすめしません。
しかし、一緒に頑張る仲間ができることで独学よりも圧倒的に挫折しづらく、転職サポートを受けることで転職成功率も格段に上がりますよ。
おすすめのWebマーケティングスクールは下記の記事を参考にしてください。
④:社内でWebマーケティング関連の部署に異動する
メリット | デメリット |
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大きな環境の変化がない 商品・サービス理解があるので成果を出しやすい 社内でポジションを確立できる可能性がある | 社内に知見のある人がいないと大変 環境が変わらないのが逆にやりづらい 周囲の理解を得づらいこともある |
4つ目は今の会社でWebマーケティング関連の部署に異動することです。そもそも社内にマーケティング部があるか、新規で立ち上がるのが前提にはなりますが。
環境が大きく変わらないので、今まであまり実績を出せてなかった人だと、発言権が少なくなる可能性はあります。
また、社内にWebマーケティングが詳しい人がいない場合は、全て自分で調べないといけないので大変でしょう。
ただ、商品やサービスについてすでに理解できてる状態なので、成果を出しやすい状況にはなります。
うまく数値を伸ばすことが出来れば、社内で唯一無二のポジションを確立できるかもしれませんよ。
⑤:Webマーケティング会社にアルバイトとして入る
メリット | デメリット |
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採用されやすい 結果を出せば正社員に上がりやすい 選べる企業の幅が広がる可能性アリ | 給料が安い 正社員に上がれる保証はない 契約を切られるリスクもある |
5つ目はアルバイトとしてWebマーケティング会社で働くことです。
給料が正社員よりも安く、頑張ったからと言って正社員になれる保証はありません。
しかし成果を出すことができれば、すんなり正社員に採用される可能性もありますし、アルバイトまで含められることで求人の幅が広がりますよ。
⑥:Webライターとしてクライアントワークをこなした後で転職活動をする
メリット | デメリット |
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即戦力になれる可能性が上がる 稼ぎながらWebマーケティングを学べる フィードバックを受けられるので成長しやすい | 実績を積むのに時間がかかる 最初は単価が低いので稼ぎづらい フィードバックを受けられないと成長しづらい |
最後6つ目は、Webライターとしてクラウドソーシングや直契約で案件をこなした後で転職活動をすることです。
オウンドメディアでもSNSでもYouTubeの台本作成でも、Webマーケティングをやる上で文章力は必須なので、ライティングスキルが高いと採用率が上がります。
Webライターとして実績を積むのに時間はかかるし、最初は文字単価1円以下になるのも普通なので稼ぎづらいです。
しかし、スキルと経験を積めば入社後すぐに戦力になれたり、フィードバックを受けられる環境なら成長スピードも早くなります。
僕の知り合いでもライターからマーケターになった人は結構多いです。
また、ライターで入社後にメディア運営全般を担当することになった人もいますよ。
Webマーケティングは副業で稼ぎながらスキルUPもできるので、今後のキャリアに役立ちそうなことをやってみると良いですよ。
Webマーケターへの転職活動を効果的に進める7ステップ
ここからは転職活動を効果的に進める7ステップをお伝えしていきます。
①:キャリアや強みの棚卸しをする
まずはこれまでのキャリアや培った強みの棚卸しをしていきます。
- どんな仕事をしてきたのか
- どんな実績を作ってきたか
- 実績を作るために何をしたか
- 成功体験と失敗体験の具体例
- 転職後に活かせるスキルや経験
ちなみにここが一番大事なポイントです。
棚卸しができてないと、魅力的な自己PRも作れないし、面接で話をしても入社後のイメージが湧きません。
中々振り返る機会もないと思うので、この機会にしっかり深ぼっていきましょう。
②:転職理由(軸)を明確にする
次に転職理由を明確にしていきます。
- 将来性の高いスキルを身につけたい
- 自由な働き方を手にしたい
- 年収を上げたい
など、人によって転職の理由は様々だと思いますが、転職成功を掴むには軸をなるべくブラさないのが重要です。
また、転職理由が明確だと面接で質問された際にも納得感のある答えを返せますが、不明確だと「すぐに辞めそうだな」と思われて通過率が下がります。
軸がブレると入社後にギャップを感じる原因にもなるので注意が必要です。
ただ「独立」や「副業」などを企業に伝えるのは控えましょうね。
③:転職サイトや転職エージェントに登録する
キャリアの棚卸しや転職理由の明確化ができた上で、転職サイトや転職エージェントに登録します。
軸が明確になっていると企業選びや職務経歴書作成もスムーズに行くので、サイトやエージェントに登録する前にやっておくのがオススメですね。
転職サイトや転職エージェントを使う際のポイント
転職サイトや転職エージェントを使う際のポイントとしては、
- 規模が大きめのエージェントやサイトは1〜2個登録する
- 業界特化型のエージェントやサイトにも1〜2個登録
を意識しましょう。
特に未経験の場合は、選べる企業の母数を増やすのが重要になります。
ちなみに僕が使ってよかったと思うサービスは下記に載せておきますね。
- 転職サイト
- リクナビNEXT :求人数No.1でツール豊富
- MIIDAS(ミイダス) :届くオファーが全て面接確約
- ビズリーチ:年収500万以上のハイクラスに強い
- 転職エージェント
- リクルートエージェント:売上、転職決定数、求人数、登録者数が業界No.1
- ワークポート:サポートがとても手厚く、未経験転職に強い
- 【マスメディアン】:業界特化型として実績、求人数ともにトップクラス
年収ダウンもある程度受け入れる
また、未経験だとある程度の年収ダウンも許容する必要があります。
なぜなら未経験だと即戦力にならないので、前職と同じ給料をもらうのが最初は厳しいからです。
ただ、入社後にスキルUPして会社に貢献していくことで年収は上げられるので安心してください。
僕自身、転職時は前職より年収が50万円下がりましたが、入社後2年で150万円ほど年収UPしました。
副業でも年間100万円くらい収入があるので、前職と比べて250万円くらい増えましたね。
オススメの転職サイトや転職エージェントは、【未経験OK】Webマーケティング転職エージェント・サイト【2022年版】をご覧ください。
④:職務経歴書を作り込む
次に、転職サイトや転職エージェントを使って企業に応募していく際に必要な職務経歴書を作り込んでいきます。
- 履歴書:学歴や資格なども含めた全体的な経歴を書く書類
- 職務経歴書:仕事に特化した経験やスキル、実績などを書く書類
転職活動は「書類選考 → 面接」と進んでいくので、職務経歴書を作り込むのは選考を進めるために重要です。
- どんな仕事をしてきたか
- どんな実績を積んできたか
- どんなスキルや経験を身に着けたか
- 自分の強みを入社後にどう活かすか
- どんな思いで仕事に取り組んでいるか
などを深堀りして、企業にとって魅力的に映る職務経歴書を作成していきましょう。
「相手目線で魅力的か」を常に意識するのが大事です。
魅力的な職務経歴書を作成するためには、志望動機や自己PRをしっかり作り込む必要があるので、下記を参考にしてください。
⑤:転職の軸に合う企業に応募する
職務経歴書が作り込めたら、ステップ②で明確化した転職の軸を思い出しながら企業選びをしていきます。
- 支援会社と事業会社どちらが向いてるか考える
- 広告運用やメディア運営など仕事内容で選ぶ
- 大手、ベンチャーなど企業規模を確認
なども意識しながら探していきましょう。
迷った場合は【結論】Webマーケティング会社の選び方や判断基準は5つ【NGな会社も暴露】も参考にしてください。
⑥:書類選考と面接を突破する
応募した後は選考通過のために力を尽くすだけです。
書類選考はこれまでの準備をしっかりやることで確実に通過率を上げられます。
より詳しい内容はWebマーケティングの書類選考通過のコツ【未経験から転職成功させる秘訣】でも解説してるのでご覧ください。
また、面接で聞かれる質問はどの会社もある程度は同じなので、しっかり準備すれば必ず突破できます。
【回答例10個つき】Webマーケティング転職の面接の質問や突破方法で詳しく解説してるので参考にしてください。
面接で受けた質問を記録して回答例を作っていくことで、さらに質を高めることができますよ。
⑦:内定をもらって入社を決めたら手続きを進める
無事に内定をもらえたら、入社に伴う手続きを進めていきます。
- 在職中の場合は退職の旨を伝える
- 内定承諾の連絡
- 入社書類の提出
など、やるべきことをリスト化して忘れないようにしていきましょう。
内定承諾期限が過ぎてしまうと内定取り消しになりますし、退職に伴い前職で引き継ぎなども発生します。
余裕を持って手続きを進めていき、前職の会社にも迷惑をかけないようにしましょう。
Webマーケティング未経験転職に関するQ&A
未経験からWebマーケティング転職を目指す人からよく頂く質問をまとめました。
- 30代ですが可能ですか?
-
はい、可能です!
僕自身、31歳で転職してますし、きがじゅんさんなど30代で転職した方は他にもいらっしゃいます。
ただ、年齢が高くなるとハードルは当然上がるので、前職の経験を活かしたり、スクールで実績を積むなどが大事になりますね。
- 地方在住ですが転職可能ですか?
-
可能ではありますが、求人は首都圏の方が多いのは間違いありません。
ただ、ゼロではなければ可能性はもちろんあるので、まずは挑戦してみるのをオススメします。
もし転職がダメでも「スクール受講→独立」という選択をしたわたるさんのような方もいらっしゃいます。
転職は理想のキャリアを実現する1つの手段でしかないので、諦めずに行動するといいですよ。
- 転職活動は在職中から始めるべきですか?
-
できれば在職中から始めるべきですね。
なぜなら退職後だと収入が途絶えるリスクがあるので、メンタル的にも厳しくなるからです。
転職活動は最低でも3〜6ヶ月はかかるので、大変だとは思いますが在職中から少しずつ動いていくのがオススメです。
- 転職するのに資格は必要ですか?
-
いえ、必要ないです。
Webマーケティングは実践で成果を出せる方が圧倒的に大事で、知識だけ持っていても意味はありません。
マイナスになることは無いですが、資格を取るくらいならブログやSNSで実戦経験を積むのがオススメです。
詳しくはWebマーケティングの資格はいらない理由【転職成功率を高めるコツも公開】をご覧ください。
- 未経験転職時に活きる経験はなんですか?
-
営業や販売の経験、マネジメント経験、数字を分析・改善した経験などはアピール材料になります。
ただし、どのスキルをアピールするにしても、Webマーケターとしてどう活かせるかを説明できるのが必須ですよ。
- 未経験でもフルリモートの会社に転職できる?
-
ほとんどの場合、かなり厳しいでしょう。なぜなら最初からフルリモートだと仕事で成果を出せる可能性が低いからです。
最初は出社になることが多いですが、1人で仕事を回せるようになればリモートワーク可能になる会社は結構ありますよ。
まとめ:未経験からWebマーケターになるには3パターンで行動すべし
- Webマーケターとはオンライン上で売れる仕組みを作る仕事
- 仕事内容や会社の種類をしっかり把握してから選ぶ
- Webマーケターは大変なこともあるがメリットが圧倒的に大きい
- 会社でスキルと実績をつけた後に独立を考えるのが良い
- 徹底的に準備すれば未経験でもWebマーケターになれる
未経験からでもWebマーケターにはなれます。
本記事をブックマークして、自分のフェーズに合わせて1つ1つ活用してみてくださいね!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。
webマーケティングに携わりたく、このブログに辿り着きました。
完全未経験からの挑戦で、書類が通らない…ってことで暫く折れていました
(書類をなおそうにもどうしろと…に近いです)
マーケティングに繋がる職歴・PRが書けなかったのも痛いと思います
そこで、キャリアパスを経て転職しようと今動いています
webマーケティングに繋がる職で2~3年、経験をつみたいのですが
どんな職があるでしょうか…?
はじめまして!
コメントありがとうございます。
Webマーケティングに繋がる仕事としては、
・営業
・ライター
・商品企画
など色々とあるとは思いますが、
正直、どんな仕事をやっていたとしてもWebマーケティングと関連づけることはできると考えています。
例えば私の転職講座の受講生では、10年以上銀行員しかやってない方もWebマーケターとして内定を獲得されましたので、どのように持っている経験やスキルを関連づけて伝えられるかが肝だと感じますね。
また、あくまで個人的な感想を言いますと、「マーケティングに繋がる職に転職をして2〜3年費やす」はあまりにも時間がもったいないと感じます。
それであれば、ブログやWebライターなどの副業をやってWebマーケティングを実践から学び、転職活動をした方が成功率も高まると思います。1年あれば内定を取れるくらいにはなるかと。
まずは上記を参考にしてご自身で色々と試していただければ幸いです。
ただ、「なおそうにもどうしろと…」とおっしゃっているので、費用はかかってしまいますが私が講師をしている転職講座を受けていただければマンツーマンでサポートはさせていただきます。ご検討ください。
↓
https://job.with-marke.com/
大変なことも多いかと思いますが応援しております!!